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「企望〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

企望の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
蘭学事始」より 著者:菊池寛
の四十二章経も、ようやく今の一切経に及べり。これが、翁が、その頃よりの宿志にして企望せしところなり。世に良沢という人なくば、この道開くべからず。されど翁のごとき....
小説 不如帰 」より 著者:徳冨蘆花
たる世間の手続きをや。されどもその心を実にせんとしては、その区々たる手続き儀式が企望と現実の間に越ゆべからざる障壁として立てるを覚えざるあたわざりき。世はいかに....
旧藩情」より 著者:福沢諭吉
の一助たるべし。 一、旧藩地に私立の学校を設《もうく》るは余輩《よはい》の多年|企望《きぼう》するところにして、すでに中津にも旧知事の分禄《ぶんろく》と旧官員の....
教育の目的」より 著者:福沢諭吉
といわざるをえざるなり。 また、血気《けっき》の輩《はい》が、ただ社会の騒動を企望《きぼう》して変を好み、自己の利益をもかえりみずして妄《みだり》に殺伐をこと....
教育の事」より 著者:福沢諭吉
ずしも天下の父母をして悉皆《しっかい》自らその子を教えしめんとするにあらず。ただ企望《きぼう》する所は、仮令《たと》いその子を学校に入るるにもせよ、あるいは自宅....