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伊勢音頭
「伊勢音頭〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
伊勢音頭の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「三浦老人昔話」より 著者:岡本綺堂
形で「大晏寺堤」の春藤次郎右衛門をする。二番目は家橘――元の羽左衛門です――が「
伊勢音頭」の貢をするというので、なか/\評判は好かったのですが、時節柄ですから何....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
ら》いて道を作ったのは天正年間のことだそうであります。なお委《くわ》しくいえば、
伊勢音頭《いせおんど》で名高い古市《ふるいち》の尾上坂《おべざか》と宇治の浦田坂....
「伊勢之巻」より 著者:泉鏡花
そう思召で、ここらまで乗切っていらっしゃいました?」 「そういうわけでもないが、
伊勢音頭を見物するつもりもなく、古市より相の山、第一名が好いではないか、あいの山....
「鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
道で周囲には菜種の花が満開である。季節柄田舎からの参宮者も多いので、数々の講中が
伊勢音頭を唄いながら、男女うち混じて歩いている。かつては絵で見ていた、三宝荒神、....
「人魚謎お岩殺し」より 著者:小栗虫太郎
うと、「東山桜荘子」の中では、非人の槍で脇腹を貫く仕掛などを見せ、夏祭の泥試合、
伊勢音頭油屋の十人斬などはともかくとして、天下茶屋の元右衛門には、原本どおり肝を....
「ながうた勧進帳」より 著者:酒井嘉七
唄っては御座いますものの、随分と、そうでない個所があった様でございます。例えば、
伊勢音頭にいたしましても、こうした一節がございます。 ※流れの泉色も香も愛給わ....
「子供役者の死」より 著者:岡本綺堂
ので、六三郎は一座の役者達と一緒に芝居小屋へ行きました。今夜の狂言は「菅原」と「
伊勢音頭」で、六三郎は八重とおこんとを勤めたのですが、いつもよりも鬘の重い頭はな....
「明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
狂言は一番目が「妹背山」の吉野川、道行、御殿、中幕が「矢口渡」、二番目が新作の「
伊勢音頭」で、一番目の吉野川では団十郎の定高、芝翫の大判事、左団次の久我之助、福....