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伊尹
「伊尹〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
伊尹の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「骨董」より 著者:幸田露伴
は済度されない故、夏殷周の頃の大古物、妲己の金盥に狐の毛が三本着いているのだの、
伊尹の使った料理鍋、禹の穿いたカナカンジキだのというようなものを素敵に高く買わす....
「正雪の遺書」より 著者:国枝史郎
思われたものですから、道場に掛けた看板も、 由井民部之助橘正雪張孔堂、十能六芸|
伊尹両道、仰げば天文俯せば地理、武芸十八般何流に拘らず他流試合勝手たる可き事、但....
「三国志」より 著者:吉川英治
自身が、簒奪の肚があるのではないかと人が疑います。昔、殷の太甲無道でありしため、
伊尹これを桐宮に放ち、漢の昌邑が王位に登って――」 なにか、故事をひいて、学者....
「三国志」より 著者:吉川英治
奏して、詔を仰いだ。 ――魏公曹操、功高ク、徳ハ宏大ニシテ、天ヲ極メ、地ヲ際ル。
伊尹ノ周公モ及バザルコト遠シ。ヨロシク王位ニススメ、魏王ノ位ヲ賜ワランコトヲ。 ....
「三国志」より 著者:吉川英治
言、世の笑い草たるに過ぎぬ。真に、故主の遺言にこたえ、蜀の孤を大事と思わば、なぜ
伊尹、周公にならい、その分を守り、自らの非を改め、徳を積み功を治世に計らぬか。―....