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伊豆半島
「伊豆半島〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
伊豆半島の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「船医の立場」より 著者:菊池寛
一 晩春の
伊豆半島は、所々《しょしょ》に遅桜《おそざくら》が咲き残り、山懐《やまぶところ》....
「赤外線男」より 著者:海野十三
機に乗って、千葉県の霞ヶ浦の上空から西南を望んだとすると、東京湾が見え、その先に
伊豆半島が見える位が関の山だが、赤外線写真で撮すと、雲のあなたに隠れて見えなかっ....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
から始まった。この日(欠字)に警報が出たが、間もなく空襲警報となった。敵の編隊は
伊豆半島方面より侵入、なお後続部隊ありという東部軍管区情報は、今日の空襲が本格的....
「白妖」より 著者:大阪圭吉
らない。 いったいこの有料道路の敷設されている十国峠と箱根峠とを結ぶ山脈線は、
伊豆半島のつけ根を中心に南北に縦走する富士火山脈の主流であって、東に相模灘、西に....
「白峰山脈縦断記」より 著者:小島烏水
川連嶺などが、今の雨ですっきりと洗われて、鮮やかな緑※色をしている、愛鷹を超えて
伊豆半島の天城山が、根のない霞のように、ホンノリと浮いて、それよりも嬉しかったの....
「空襲下の日本」より 著者:海野十三
間山、信州の諏訪の辺を通って静岡へ抜け、山梨県を包み、それからいよいよ南の方へ、
伊豆半島の突端|石廊崎から、伊豆七島の新島、更に外房州の海岸から外へ六七十キロの....
「水鳥亭」より 著者:坂口安吾
なっていくようであった。 日本の諸都市のバクゲキがあらかた片づいて、夏がきた。
伊豆半島、特に伊東に敵が上陸してくるというので、気違いじみた騒ぎが起った。上陸に....
「貞操問答」より 著者:菊池寛
君こそ疲れたのじゃない? 弱虫ね。」 「ご冗談を! 僕は学習院にいたとき、これで
伊豆半島一周の遠乗りをしましたよ。」 青年の盛んな答えを、嬉しそうな笑顔で受け....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
とぶ飛行機だと思っていたのだ。ところがこの元旦に旅客機にのると、箱根をとばずに、
伊豆半島を横切り、駿河湾を横断し、清水辺から陸地にかかって渥美半島先端から伊勢湾....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
分の故郷をほめるから困るね。牡鹿半島はとても国立公園というようなものではないね。
伊豆半島でもそれにまさること数倍だね。ヘンテツもない半島さ。それよりも至るところ....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
の網元はなく、土地も共有であったという。もっともそれは維新までの話である。大島に
伊豆半島の言葉がまじっているのは、近いのだから当然だが、志摩に似たところもあるよ....
「明日は天気になれ」より 著者:坂口安吾
い。連絡ということについては全然無関心で、昔ながらの不便を当然としているようだ。
伊豆半島は東京近郊の最大の観光地で、したがって日本随一の観光地と云ってよかろう。....
「海豚と河豚」より 著者:佐藤垢石
ものに勝るとも劣っていない。 また、相模灘へ出れば網代沖から伊東方面。下田から
伊豆半島の南端長津呂の牛ヶ瀬、神子元島のまわりへ行けば、澄んだ海の中層に三、四尾....
「鯛釣り素人咄」より 著者:佐藤垢石
東では東京湾口の鴨居、房総半島の船形、外房州勝浦沖、相模国真鶴港外の三ツ石付近、
伊豆半島下田町沖合神子元島、横根島、石取島の地先、常陸国久慈と大津沖など。関西で....
「蜻蛉返り」より 著者:佐藤垢石
やはり太平洋沿岸方面にも、子持ち鰡の群れが通過する場所は分かっているのだ。それは
伊豆半島の南端|石廊岬から大瀬あたりへかけての海である。この辺へくる鰡は、北日本....