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伊豆大島
「伊豆大島〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
伊豆大島の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
)御浜御殿。 一、酒井雅楽頭様、(播州姫路藩主)深川一円。 一、立花左近将監様。
伊豆大島一円。松平|下総守様、安房上総の両国。その他、川越城主松平|大和守様をは....
「小説 不如帰 」より 著者:徳冨蘆花
世に永らうべき。 はふり落つる涙をぬぐいもあえず、浪子は海の面を打ちながめぬ。
伊豆大島の方に当たりて、墨色に渦まける雲急にむらむらと立つよと見る時、いうべから....
「化け物の進化」より 著者:寺田寅彦
よると文政七年の秋降ったものは、長さの長いのは一尺七寸もあったとある。この前後|
伊豆大島火山が活動していた事が記録されているが、この時ちょうど江戸近くを通った台....
「一九二三年夏」より 著者:宮本百合子
蜘蛛の智慧と云うようなことを思った。 九月三日 夕立。 東京には、
伊豆大島の近くの海底に地すべり地震があったと云う。大地震、火災、つなみで林町も青....
「日本天変地異記」より 著者:田中貢太郎
和三年二月にも弘前、同六年七月には日向、豊後に大きな地震があり、安永七年七月には
伊豆大島の三原山の噴火があった。安永八年十月には桜島の大噴火があって、山麓の村落....
「霧の中」より 著者:豊島与志雄
それでいいじゃないか。」 最近の父の死のことを考えていたのである。 東京から
伊豆大島へ通う船の上から、夜中に、正夫の父は姿を消してしまった。うち晴れた穏かな....
「昭和遊撃隊」より 著者:平田晋策
っている第十三号機だけが、不思議に生きのこったのである。 いま、第十三号機は、
伊豆大島の沖を南へ南へ逃げて行く。フーラー博士は、まっ青な顔をして腕をくんでいる....
「木綿以前の事」より 著者:柳田国男
が多い。そうして舅姑の葬式の日に、始めて一世一代の晴着をすると、ここでも謂いまた
伊豆大島でも謂っていた。すなわちこの日が主婦の就任式であったのである。荷物なども....