伊達姿[語句情報] »
伊達姿
「伊達姿〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
伊達姿の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「「いき」の構造」より 著者:九鬼周造
に至るまでも一切が薔薇色の絵{3}」ではない。「いき」の色彩はおそらく「遠つ昔の
伊達姿、白茶苧袴《しらちゃおばかま》」の白茶色であろう。
要するに「いき」とは....
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
樽というところを見ると、男爵というのも、大分怪しいことだった。青年のキリリとした
伊達姿が「男爵」という通称を与えたのかも、知れなかった。 「おい、真弓。手紙を読....
「名娼満月」より 著者:夢野久作
晴れと着飾った花魁衆の道中姿、第一番に何屋の誰。第二番に何屋の某と綺羅を尽くした
伊達姿が、眼の前を次から次に横切っても、人々は唯、無言のまま押合うばかり。眼の前....
「大阪を歩く」より 著者:直木三十五
大大阪小唄 直木三十五作歌 一、大君の 船着けましき、難波碕 「ダム」は粋《シック》よ、
伊達姿、 君に似たかよ、冷たさは、 黄昏時の水の色、 ....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
ャリン! 揚《あ》げ幕《まく》をはねて花道から、しばらく……しばらくと現われる、
伊達姿女暫《だてすがたおんなしばらく》。
この留め女の役を買って、この場へ飛び....