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「伎楽面〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

伎楽面の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
白蟻」より 著者:小栗虫太郎
くじょう》ならば、その輪廓がまだまだ人並ですが、さあなんと云おうか、さしずめ古い伎楽面の中でも探したなら、あのこの上ない醜さに、滑稽をかねたものがあると思います....
大和路・信濃路」より 著者:堀辰雄
ある。そういう工合なども僕にはなかなかありがたかった。…… それから次ぎの室で伎楽面《ぎがくめん》などを見ながら待っていてくれたH君に追いついて、一しょに宝蔵....
古寺巡礼」より 著者:和辻哲郎
陀を思わせる。これは唐からの輸入品で、壁画となにか関係を持っているかもしれない。伎楽面――仮面の効果――伎楽の演奏――大仏開眼供養の伎楽――舞台――大仏殿前の観....
能面の様式」より 著者:和辻哲郎
つの感想を述べたい。 今からもう十八年の昔になるが、自分は『古寺巡礼』のなかで伎楽面の印象を語るに際して、「能の面は伎楽面に比べれば比較にならぬほど浅ましい」....
面とペルソナ」より 著者:和辻哲郎
に優れた発展を与えたものは、ほかならぬ日本人なのである。 昨秋|表慶館における伎楽面、舞楽面、能面等の展観を見られた方は、日本の面にいかに多くの傑作があるかを....