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伎芸天
「伎芸天〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
伎芸天の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「邪宗門」より 著者:芥川竜之介
は予と同心に極《きわ》まったぞ。」
「これはまた滅相な。成程御姫様の御美しさは、
伎芸天女《ぎげいてんにょ》も及ばぬほどではございますが、恋は恋、釈教は釈教、まし....
「大和路・信濃路」より 著者:堀辰雄
草のなかに寐そべって、これを書いている。いましがた、ここのすこし荒れた御堂にある
伎芸天女《ぎげいてんにょ》の像をしみじみと見てきたばかりのところだ。このミュウズ....
「後光殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
部には、蜘蛛の巣と煤が鐘乳石のように垂れ下っていて、奥の暗がりの中に色泥の剥げた
伎芸天女の等身像が、それも白い顔だけが、無気味な生々しさで浮き出していた。それに....