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「伏姫〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

伏姫の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
星座」より 著者:有島武郎
から吹きつける雪に刃向って歩いていった。彼は自分が忠義深い士のような心持だった。伏姫にかしずく八房のようでもあった。ああ俺はまったくあの畜生だな。まったく涙がほ....
押絵の奇蹟」より 著者:夢野久作
ずしらずのうちに一番初めに立ち帰りまして、八犬伝の全体の女主人公になっておられる伏姫《ふせひめ》様が夫と立てておられる八《や》つ房《ふさ》という犬に身を触れずに....
ある女の生涯」より 著者:島崎藤村
想像でありありと見ることも出来た。八つ房という犬に連添って八人の子を産んだという伏姫のことなぞが自然と胸に浮んで来た。おげんはまだ心も柔く物にも感じ易い若い娘の....
八犬伝談余」より 著者:内田魯庵
ほどの最年少者であって、豪傑として描出するには年齢上無理がある。勢い霊玉の奇特や伏姫神の神助がやたらと出るので、親兵衛武勇談はややもすれば伏姫|霊験記になる。他....