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「伏見街道〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

伏見街道の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
鳥羽伏見の戦」より 著者:菊池寛
雄などが、薩摩の伏見屋敷に庇護されていた。 十二月十八日、近藤が上京した帰途、伏見街道藤森に於て突如物陰から狙撃され、その右肩に重傷を負った。むろん、伊東の残....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
、水陸両道から淀川をさかのぼる手はずになっていた。陸を行く護衛の一隊なぞはすでに伏見街道をさして出発したという騒ぎだ。異国人の参内と聞いて、一行の旅装を見ようと....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
やかで、重きに煩う色はない。 行き行きて追分の札の辻まで来る。ここは朝のうち、伏見街道を行くお雪ちゃんと、両国手とをお角さんが送って来て、さらばさらばをしたと....
血ぬられた懐刀」より 著者:国枝史郎
しょう』 『いやいや我君のお眼に入れては、血縁のある伯父姪でござる。いっそ途中の伏見街道で、お腹を召さすがよろしかろう』 これが二人の話なのだ。――これだけ耳....
昔の盲人と外国の盲人」より 著者:宮城道雄
と、※※の性の悪いのが、丁度蜘蛛が網を張って虫のひっかかるのを待っているように、伏見街道に※※の幕を張り廻らしておく。すると小大名はそこを通る時に、駕籠から降り....
私本太平記」より 著者:吉川英治
の“宿所|割”の図面を持って先駆して行った。案内のためにである。そして、道すじを伏見街道に変えて、深草の里から大宮大和路へ抜け、月輪の方へすすんでいた途中だった....