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伐倒
「伐倒〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
伐倒の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「飛騨の怪談」より 著者:岡本綺堂
うでも勝手にしろ。」と、山小屋に重蔵一人を置去りにして帰って了った。而も其処には
伐倒された杉や山毛欅の材木が五六本残っていたので、飽までも強情な重蔵は、自分一人....
「藤九郎の島」より 著者:久生十蘭
間もなく梁《はり》まで海水がついたので、流れ船にする覚悟をきめ、檣《ほばしら》を
伐倒《きりたお》して垂纜《たらし》を流した。時化で舵を折ったときは、舳《みよし》....
「山の人生」より 著者:柳田国男
ってしまった。そうすると早速山が荒れ出して、その夜は例の天狗倒しといって、大木を
伐倒す音が盛んにした。この時も心づいて再び餅を拵えて詫びたので、ようやく無事に済....