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「休刊〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

休刊の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
火の唇」より 著者:原民喜
た》の雑沓《ざっとう》のなかを歩いていた。金はなく、彼の関係している雑誌も久しく休刊したままだった。知人のKが所有するビルの一室が、もしかすると貸してもらえるか....
今日の日本の文化問題」より 著者:宮本百合子
されている。 一九四七年二月用紙入手のための物交が禁止されてから雑誌の大多数が休刊した。用紙割当委員会はこの状況を改善するために次のような声明を発表した。(一....
現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
最後まで残ったのは『経済評論』であるが、この問題にはあまり寄与しなかった。年内に休刊となった『歴史科学』も『社会評論』もそうである。ただ『エコノミスト』にこの論....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
はないのね。只よこすのですね。『書斎』は出ているとばかり思ったら、この十一月から休刊の由です。やはり紙の不足からでしょう。従ってこれはありませんわけです。 島....
休刊的終刊」より 著者:蘭郁二郎
仕事なのである。しかし二月四日夜の編集会議は、思いかけずも最後の会議となって遂に休刊的終刊を決定したのであった。休刊的終刊というのは、すべてに刀おれ矢つきた訳で....
数学史の研究に就きて」より 著者:三上義夫
界大戦となり、サルトン博士は蔵書や雑記を庭内に埋めて米国に避難し、雑誌はしばらく休刊のことになったのである。 世界大戦が勃発してから以後には、和算に関する寄稿....
三八九雑記」より 著者:種田山頭火
次集からはしっかりやりましょう。 長崎市から発行されていた自由律句誌『枇杷』が休刊のやむなきに立ちいたったのはまことに惜しいことであるが、編輯者が揚言せられる....
青春の息の痕」より 著者:倉田百三
葉」ものせる余裕がないのです。「出家とその弟子」は完成しました。生命の川は正月を休刊したので、二月からのせると四月にならなくては終わらないので、ほかのを出せなく....
明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
八歳の生涯を終った。その日は日曜日で、空っ風の吹く寒い日であった。 その頃は無休刊の新聞はないので、どの新聞も月曜は休刊である。わたしは当時京橋の三十間堀に住....
欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
あり。 英国人は堅牢を貴び、米国人は危険を顧みず。 英国の新聞は必ず日曜日に休刊し、米国の新聞は日曜に休刊せざるのみならず、必ず大付録を増刷するなり。 西....