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休場
「休場〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
休場の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「藁草履」より 著者:島崎藤村
。 日は次第に高くなる、空気は乾燥《はしゃ》いでくる、夫婦は渇《かわ》き疲れて
休場処を探したのですが、さて三軒屋は農家ばかりで、旅人のため蕎麦餅《はりこし》を....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
無く、一年に五、六回か四、五回の開場であるから、劇場の出方や茶屋の若い者などは、
休場中に思い思いの内職を稼ぐのが習いで、焼鳥屋、おでん屋、飴屋、※粉屋のたぐいに....
「二重心臓」より 著者:夢野久作
はアラユル階級の中でも一番薄情だっていう事ですが……この夕刊を見たら誰でも今夜は
休場だと思うかも知れないのに……」 「それは、わからないよ。見物人という奴は劇場....
「東京宝塚劇場の再開に憶う」より 著者:小林一三
の出演をもって東都の新名所となったのでありますが、戦争のために遂に昭和十九年には
休場する事態に立ちいたりました。 次いで終戦となり、昭和二十年十二月廿四日に進....
「明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
「なに、芝居はそれでいいんですよ。」と澄まし返っていた。 新蔵はその後しばらく
休場していたが、その眼病は片眼がだんだんに飛び出して来るのであると伝えられた。そ....
「明治演劇年表」より 著者:岡本綺堂
無効なりと当局者に認めらる。 ○一月、皇太后陛下崩御。各劇場は十三日より十五日間
休場。 ○二月、歌舞伎座にて「関の扉」を上演。団十郎の関兵衛、菊五郎の墨染は、双....
「黒部川を遡る 」より 著者:木暮理太郎
る、水はもう濁った赤土色でないのは嬉しかった。空谷を過ぎて、山かせぎなどする人の
休場である山の鼻で一休する。桂、椈の大木が多い。此谷に這入って以来、強い期待を以....