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「休戚〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

休戚の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
弟子」より 著者:中島敦
は三人斃した位で充分だ。」などという言葉の中に、彼の大嫌いな・一身の行動を国家の休戚より上に置く考え方が余りにハッキリしているので、腹が立つのである。彼は怫然《....
選挙に対する婦人の希望」より 著者:与謝野晶子
明を一朝にして破壊します。たといその害の小いものでも直接たちどころに一国の利害|休戚に関係します。婦人の盲目的感情がそういう大きな禍を人間生活に加えた例は世界の....
娯楽論」より 著者:戸坂潤
はしない。だが単なる個人の幸福には止まらぬ処の個人の幸福、夫を仮に社会の幸福とか休戚とかいうなら、そういう幸福も考えて見なくてはならぬ。だが之はもはや人生の生理....
妾の半生涯」より 著者:福田英子
となす而已《のみ》、豈《あに》事体の何物たるを知らんや、いわんや邦家《ほうか》の休戚《きゅうせき》をや。いまだかつて念頭に懸《か》けざるは、滔々《とうとう》たる....
天狗外伝 斬られの仙太」より 著者:三好十郎
申せば、出身が長州とは申しながら、拙者の致していること言っていることは一国一藩の休戚《きゅうせき》のことでないと自ら信じているからだ。 井上 フン、フフ……。 ....
斬られの仙太」より 著者:三好十郎
ば、出身が長州とは申しながら、拙者のいたしていること、いっていることは一国一藩の休戚のことでないと自ら信じているからだ。 井上 フン、フフ……。 兵藤 な、何を....