休戦[語句情報] » 休戦

「休戦〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

休戦の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
予報省告示」より 著者:海野十三
に於いて大いに活躍し、相当の収穫あり。尚、宇宙戦争の勃発により、第三次世界戦争は休戦となり、急転直下して世界同盟成る。 世界暦二千年一月十九日 大西洋横断の....
親子」より 著者:有島武郎
眼中になかった。彼はかくばかり迫り合った空気をなごやかにするためにも、しばらくの休戦は都合のいいことだと思ったので、 「もうだいぶ晩くなりましたから夕食にしたら....
蠅男」より 著者:海野十三
お松は傍で聞いていて、可笑しそうに笑った。 「なんや思うたら、もう帆村はんと休戦条約だっか。ほほほほ」 しかし糸子は、思い切ったことを、帆村に申し入れたも....
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
うろうろしている様子だが、これもいずれ帰るであろう。 ◯ベルリン陥落乃至はドイツ休戦申入れをめぐって、英米ソの間にまた一波瀾ありそうだ。 ◯ドイツ亡ばんとす。巷....
地球盗難」より 著者:海野十三
は、その放送の始まっている間、欧州におけるファッショ対コンミュニズムの戦争も一時休戦状態に入ったことである。そして大隅学士の講演が終了すると同時に、世界各地にお....
綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
の跡始末をする者もないらしい。跡始末には巨額の費用を要する仕事であるから、去年の休戦以来、半年以上の時間をあだに過して、いたずらに雨や風や日光のもとにその惨状を....
碧蹄館の戦」より 著者:菊池寛
之を承諾して、標を城北の山に樹てて日朝両軍をして互に之を越える事を禁じて去った。休戦状態である。沈惟敬は北京に還って、行長等媾和の意ある事を報じた。処が明政府は....
応仁の乱」より 著者:菊池寛
これには、勝元も宗全も異議は無かった。独り悦ばぬのは赤松政則であって、それは休戦になればその拡張した領土を山名氏に還さねばならないからである。政則は勝元とは....
太平洋魔城」より 著者:海野十三
た頤を、いたそうにさすりながら、大佐に目くばせした。 (われわれ二人の格闘は一時休戦だぞ――) 「な、なにを、……」 リーロフ大佐は、床にたおれたまま歯をむき....
ランス紀行」より 著者:岡本綺堂
の跡始末をする者もないらしい。跡始末には巨額の費用を要する仕事であるから、去年の休戦以来半年以上の時間をあだに過して、いたずらに雨や風や日光の下にその惨状を晒し....
倫敦の一夜」より 著者:岡本綺堂
がら後押をして行くものもある。空の自動車は斯うしてみな占領されてしまった。去年の休戦当時にも斯うした例があるので、交通機関の乗合自動車は宵から賢くも運転を止めて....
『地球盗難』の作者の言葉」より 著者:海野十三
は手の裡にある新兵器をチラリと見せ合っただけで、瞬時に勝負の帰趨が明かとなり即時休戦状態となるのかもしれない。勝つのは誰しも愉快である。しかし若し負けだったら、....
エキゾチックな港街」より 著者:小野佐世男
それが中絶されたのでまことに不安状態になってしまったのですよ、それに朝鮮の問題が休戦にでもなろうものなら、灯の消えたようになってしまうのですよ。この街の人達も大....
エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
っていた。そして反乱の指導者としてアルスタアにいるチロオヌは、いったんまに合せの休戦をした後で、急にまた兵をあげたのだった。六月になると、アイルランド北部地方に....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
闘となり遂にコッリー軍を撃破した。 サルジニアは震駭して屈伏し二十八日午前二時休戦条約が成立した。 この二週間の間に墺軍に一打撃を与えサルジニア国を全く屈伏....