休止符[語句情報] »
休止符
「休止符〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
休止符の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「詩の原理」より 著者:萩原朔太郎
り出されない。かの自由詩を分析して、これに形式律の拍節法則を求めたり、規則的なる
休止符を求めたりする人は、畢竟《ひっきょう》この自由詩の哲学する有機律の原則を知....
「歌声よ、おこれ」より 著者:宮本百合子
作家というものの層は、空白となっている。このことは、とりもなおさず、過去の文学の
休止符はどの辺でうたれたかというきびしい現実を示す一方、この数年の間、日本の民衆....
「燃ゆる頬」より 著者:堀辰雄
のなかで、私たちは出来るだけ相手を苦しめまいと努力し合っていた。それはもはや愛の
休止符だ。そして私は何故かしら三枝にはもうこれっきり会えぬように感じていた。彼は....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
》に、彼女はじれながらも、なお頑固《がんこ》につづけて、あまりに速度をゆるくし、
休止符や延音符《フェルマータ》をやたらに用いた。彼はそれを構わずに先へ進んだ。し....