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休養
「休養〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
休養の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「深夜の市長」より 著者:海野十三
っちで人手が十分だから、手配に心配はいらぬ。君はあまり身体に無理をしないで、ちと
休養を摂りたまえ」と優しい言葉をかけて呉れたが、最後に不図思いだしたように言葉を....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
分しか書けない。しかも全部でたった三十枚ものなんだが。 ◯弟佑一、十日ほど前より
休養中にて、一ヶ月間静養を医師よりすすめられたる由。血沈が多いとのこと。富久子君....
「茶の本」より 著者:岡倉覚三
る。十六世紀日本の改造統一にあずかった政治家やたけき武士にとって茶室はありがたい
休養所となった。十七世紀徳川治世のきびしい儀式固守主義の発達した後は、茶室は芸術....
「金魚撩乱」より 著者:岡本かの子
て生を取り出してくれるということは、復一にはどんなに感謝しても足りない気がした。
休養のために、雌魚と雄魚とを別々に離した。そして滋養を与えるために白身の軽い肴を....
「海底都市」より 著者:海野十三
いずれ疲労がなおったら、このことを筋道だてて考えてみるつもりである。ともかく今は
休養のひと眠りが僕に必要なのだ。....
「恐竜島」より 著者:海野十三
。 ポチよ大手柄《おおてがら》だ 一同はラウダの洞穴《ほらあな》で十分に
休養をとった。海岸にのこっている連中に、自分たちがぶじでいることを知らせて安心さ....
「火星探険」より 著者:海野十三
少年はマートン技師と共にB組に入った。デニー博士もB組だった。B組は今から三時間
休養をとることになり、A組の方はエンジンに対し厳重な張番と応急処置を続けることに....
「英本土上陸作戦の前夜」より 著者:海野十三
もならないで済む。 それから、彼は、このホテルに逗留することとなったのである。
休養だ! そして睡眠だ! 彼は、ただもう昏々と眠った。空襲警報が鳴っても、ボー....
「霊訓」より 著者:浅野和三郎
ること約一年に及んだ。その中六ヶ月はマウント・アソスの希臘僧院で暮らし、専ら静思
休養につとめた。後その司配霊イムペレエタアの告ぐる所によれば、同僧院にモーゼスを....
「獄中消息」より 著者:大杉栄
繰返して暮している。しかし別に大したほどではないのだから、出てから少しの間静かに
休養すればよかろうと思う。しもやけも、一時は大ぶひどかったが、暖かくなるに従って....
「暗号数字」より 著者:海野十三
、彼はずっと自分の事務所にいるようである。某方面の仕事も一段落ついたので、それで
休養かたがた当分某方面の仕事を休ませてもらうことに話がついたといっていた。 僕....
「新しき世界の為めの新しき芸術」より 著者:大杉栄
て、平民労働者と解釈された。本間君が主として其の人の説に拠ったエレン・ケイは、「
休養的教養論」の最初に「八時間の労働と八時間の睡眠と云う事と共に八時間の
休養と云....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
んだ。読んで感ずると、声にも現われ眼にも涙を出すという風であった。 ちょっと、
休養に出かける場合にはブライトンに行く。クリスマス前にも度々行ったし、四月の復活....
「西航日録」より 著者:井上円了
灯をともして祝意を表するも、余、風邪のために見ることを得ざるは遺憾なり。 二日
休養。三日正午、P・O・会社汽船アラビア号に乗り込み、英京ロンドンへ向け出発す。....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
軽きこと灰のごとし。 二十三日、晴れ。朝六時、リオ都に帰着す。終日寓舎にありて
休養す。 九月二十四日(日曜)、曇り。午前、田辺氏の案内にて、フランス国大家コ....