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会主
「会主〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
会主の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「河童」より 著者:芥川竜之介
め立てました。
「ふん、君はこの国でも市民になる資格を持っている。……時に君は社
会主義者かね?」
僕はもちろん qua(これは河童の使う言葉では「然《しか》り....
「猿蟹合戦」より 著者:芥川竜之介
ふくしゅう》の意志に出《で》たものである、復讐は善と称し難いと云った。それから社
会主義の某首領は蟹は柿とか握り飯とか云う私有財産を難有《ありがた》がっていたから....
「侏儒の言葉」より 著者:芥川竜之介
キリストきょう》の教える正義であろう。此処に太い棍棒《こんぼう》がある。これは社
会主義者の正義であろう。彼処に房のついた長剣がある。あれは国家主義者の正義であろ....
「或る女」より 著者:有島武郎
人の覚醒《かくせい》」という続き物の論文を載せていた。福田《ふくだ》という女の社
会主義者の事や、歌人として知られた与謝野晶子《よさのあきこ》女史の事などの名が現....
「片信」より 著者:有島武郎
の言ったことに対してとにかく親切な批評を与えたのは堺氏と片山氏とだった。堺氏は社
会主義者としての立場から、片山氏は文明批評家としての立場から、だいたいにおいて立....
「広津氏に答う」より 著者:有島武郎
《だこう》して達しうる人間の実際の方向を、直線によって描き直すことである。もし社
会主義の思想が真理であったとしても、もし実行という視角からのみ論ずるならば、その....
「星座」より 著者:有島武郎
はこんな沈滞した小っぽけな田舎にはいないと言うただけじゃないか。なるほど貴様は社
会主義労働運動の急を大声疾呼《たいせいしっこ》したさ。けれども、貴様の大声疾呼の....
「追憶」より 著者:芥川竜之介
徒の前に立たされているのはせつないものである。僕はいつかイタリアのファッショは社
会主義にヒマシユを飲ませ、腹下しを起こさせるという話を聞き、たちまち薄汚いベンチ....
「惜みなく愛は奪う」より 著者:有島武郎
にあらずんば、決して根絶することの出来ない見方である。私のいう二つの見方とは、社
会主義であり、無政府主義である。 この二つの主義のかくまでの力強さは何処にある....
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
あります。大体、世界は四つになるようであります。 第一はソビエト連邦。これは社
会主義国家の連合体であります。マルクス主義に対する世界の魅力は失われましたが、二....
「五色温泉スキー日記」より 著者:板倉勝宣
符を同じ値で買っても早い奴とずぶとい奴が席を奪っている。社会の平等を叫ぶ一派の社
会主義は、よろしく三等車の席を平等に腰かけられる工夫をして貰いたい。それでもやっ....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
帝国主義の矛盾、戦争も解決し、封建制度の矛盾、人間と人間の争い、これを解決して社
会主義に一路邁進している。すなわちいまや中国においては六億八千万の国民が一致団結....
「まあまあ居士の弁」より 著者:浅沼稲次郎
モクラシーの思想が擡頭して来た時代である。 そこで、学生の立場から民主主義、社
会主義の研究を始めたのであるが、外部の社
会主義運動、労働運動からの影響もあって学....
「私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
議士)が見舞にやってきて『お前らねらわれてるぞ、気をつけろ』と注意して帰った。社
会主義者と朝鮮人に対する弾圧のことである。 そこで池袋の同志は一応思い思いの所....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
切に律して行く。そうすれば全日本は火の玉の如く動き出すであろう。資本主義か国家社
会主義か、そんな事は知らない。どうでも宜しい、無理に資本主義の打倒を策せずとも、....