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会党
「会党〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
会党の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「家庭の幸福」より 著者:太宰治
っともないぞ。そのニヤニヤ笑いは、やめろ! あっちへ行け! みっともない。私は社
会党の右派でも左派でもなければ、共産党員でもない。芸術家というものだ。覚えて置き....
「新生」より 著者:島崎藤村
はあだかも舞台面の廻転によって劇の光景の一変するにも等しいものがあった。名高い社
会党の首領で平和論者であった仏蘭西人が戦争の序幕の中に倒れて行ったことは一層この....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
日本人大衆。 ◯昨日は選挙。東京二区は三名連記である。友人作家の石川達三君と、社
会党の三軒茶屋の鈴木茂三郎氏と、自由党の東洋経済新報社長の石橋湛山氏とに投票した....
「反戦文学論」より 著者:黒島伝治
した。それは、やがてアメリカの社会主義者をも立たせ、ジミーの属するリースヴィル社
会党支部も演説会を開き、反対した。が、欧洲の黄金王や軍人は、とうとう自国の奴隷ど....
「日本脱出記」より 著者:大杉栄
リスト》だと言っている人間は、まあ大がいそんなものと見ていい。昔僕は、ドイツの社
会党首領ベーベルなぞは、大隈の少し毛のはえたくらいのものだろうと言ったことがある....
「獄中記」より 著者:大杉栄
筈だ。僕なんぞは仲間のうちではずっと後輩の方なんだ。 初陣は二十二の春、日本社
会党(今はこんなものはない)の発起で電車値上(片道三銭から五銭になろうとした時)....
「獄中生活」より 著者:堺利彦
人をこしらえておかなかったのです」というのもあれば「そんなことをしないところが社
会党じゃないか」というものもある。そんなことから暫くそこに社会主義の研究が開かれ....
「獄中消息」より 著者:大杉栄
のは手紙です。 * 堺利彦宛・明治三十九年四月 五日、父面接に来り、社
会党に加盟せるを叱責すること厳也。予すなわちこれに答えて曰う。「父たるの権威を擁....
「坂口流の将棋観」より 著者:坂口安吾
ける私と、将棋における升田と、この二人しかおらぬ。 政治界などは全然ダメだ、社
会党、共産党といってもその政策の新味に拘らず、政治としては旧態依然たるもの、つま....
「地上」より 著者:島田清次郎
いうんだね。今でも生きている人かい」 「ええ、生きていますとも。何でもロシヤの社
会党の首領ですって」 「ほう――」平一郎はゴルキイがどんな人物であるか、どれ程に....
「土足のままの文学」より 著者:織田作之助
自分たちの文学運動にただ「民主主義」の四字を冠しただけで満足しているような文壇社
会党乃至文壇共産党の文学も、文壇進歩党の既成スタイルを打ち破るだけの新しいスタイ....
「革命の研究」より 著者:大杉栄
マルクスはいった。詳しくいえば、その執政官どもの独裁だ。ほかの政党の参謀等は、社
会党以外のわが党の独裁だというだろう。が、それはみな帰するところは同じだ。 み....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
一、吉田内閣不信任決議案賛成演説 一九五三(昭和二十八)年三月十四日 衆議院本会議 私は、日本社
会党を代表いたしまして、ただいま議題になりました改進党並びに両社
会党の共同提案に....
「まあまあ居士の弁」より 著者:浅沼稲次郎
は検束された。この頃地方に行くと、「昔あんたをよく検束したもんだが、最近は私も社
会党が一番いいと思う、今は社
会党ファンです」などと言ってくれる昔私を検束した警察....
「私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
建設者同盟本部に身を寄せていたが、たまたま一年志願で入営していた田原春次君(現社
会党代議士)が見舞にやってきて『お前らねらわれてるぞ、気をつけろ』と注意して帰っ....