会堂[語句情報] »
会堂
「会堂〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
会堂の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「或る女」より 著者:有島武郎
たらしい。古藤はやむなくまた五十川女史を訪問した。女史とは築地《つきじ》のある教
会堂の執事の部屋《へや》で会った。女史のいう所によると、十日ほど前に田川夫人の所....
「自叙伝」より 著者:大杉栄
始めた。そして下宿から一番近い、またそのお説教の一番気にいった、海老名弾正の本郷
会堂で踏みとどまった。 海老名弾正の国家主義には気がついたのかつかなかったのか....
「茶の本」より 著者:岡倉覚三
たものである。禅院は他の宗派のものと異なってただ僧の住所として作られている。その
会堂は礼拝巡礼の場所ではなくて、禅修行者が会合して討論し黙想する道場である。その....
「海底都市」より 著者:海野十三
僕は感嘆《かんたん》の声を放った。 なんという気持ちのいい室であろう。室は小公
会堂《しょうこうかいどう》ぐらいの大きさであるが、まるで卵の殻《から》の中に入っ....
「霊魂第十号の秘密」より 著者:海野十三
人たちにわずらいをあたえていた所謂《いわゆる》霊魂第十号にちがいなかった。 大
会堂をゆるがすほどの大拍手が起った。そのさわぎに、治明博士は吾れにかえった。アク....
「宇宙尖兵」より 著者:海野十三
た。 不覚 その夜の集合場所は、郊外Z九号の飛行場であった。シャルンスト
会堂の前から入りこんでいる地下道を下っていくと、今いったZ九号飛行場に出る。もち....
「火星の芝居」より 著者:石川啄木
の大きい奴が第一流の俳優になる。だから君、火星のアアビングや団十郎は、ニコライの
会堂の円天蓋よりも大きい位な烏帽子を冠ってるよ』 『驚いた』 『驚くだろう?』 ....
「暗号数字」より 著者:海野十三
□□ □74□ ――――― □□4□ ※富山市公
会堂事務所ニ置カレタル「オルゴール」時計ノ文字盤。商標ノトコロニ星印アリ □□....
「画筆に生きる五十年」より 著者:上村松園
た。 御前揮毫の栄には、その後二度浴しました。大正六年に京都行啓の砌、京都市公
会堂で、梅の木を配して鶯の初音をきいている享保時代の娘を描きました。初音と題しま....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
と身体を洗濯するとは、いずれが最も清潔なるや。 ニューヨーク府中の寺院(ヤソ教
会堂)、その主なるものおよそ五百棟ありという。しかして市中の人口百二十万なれば、....
「西航日録」より 著者:井上円了
でが准奏任の所得あり 毎日曜、貴賤上下おのおのその奉信するところに従い、東西の
会堂に集まる。村内四、五の
会堂、いずれも群参せざるはなし。これ英国人のもっぱら誇....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
日曜)、曇り。午前、田辺氏の案内にて、フランス国大家コントの教会ポジティビストの
会堂に至る。会長テセラメンデス氏の説教中なり。
会堂はおよそ百坪ありて、数百人を収....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
(拍手) 三、最後の演説 一九六〇(昭和三十五)年十月十二日 日比谷公
会堂・三党首立会演説会 諸君、臨時国会もいよいよ十七日召集ということになりまし....
「私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
六、鍛え上げたガラガラ声 沼は演説百姓よ 汚れた服にボロカバン きょうは本所の公
会堂 あすは京都の辻の寺 これは大正末年の日労党結党当時、友人の田所輝明君が、....
「青い星の国へ」より 著者:小川未明
先生から承ったのでした。 また、先生のお母さんと、弟さんは、その町にあった、教
会堂の番人をなさっていることも知ったのでした。 だが、ついにおそれた、その日が....