会式[語句情報] » 会式

「会式〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

会式の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
土曜夫人」より 著者:織田作之助
何よ、それ。――京都にいるなら、リベラル・クラブへ一緒に行ってよ。今晩五時、発会式よ」 「どうぞ、御自由に」 「あら。一人じゃ行けないわ。会員は同伴、アベック....
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
の物々しい警戒に恐れたらしく、それから五、六日は半鐘の音を立てなかった。十月もお会式《えしき》の頃から寒い雨がびしょびしょ降りつづいた。この頃は半鐘の音がしばら....
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
あかるい春の日に光っていた。天保以来、参詣の足が少しゆるんだとはいいながら、秋の会式についで、春の桜時はここもさすがに賑わって、団子茶屋に団扇の音が忙がしかった....
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
せるよりほかあるまいと、かれは内々でその手配りにかかっていると、あしたが池上のお会式という日の朝、多吉があわただしく駈け込んで来た。 「親分、紙屋の息子が二、三....
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
場の芝居のような事件が原因をなしているのであった。万延元年の十月、きょうは池上の会式というので、八丁堀同心室積藤四郎がふたりの手先を連れて、早朝から本門寺|界隈....
気狂い機関車」より 著者:大阪圭吉
一 日本犯罪研究会発会式の席上で、数日前に偶然にも懇意になったM警察署の内木司法主任から、不思議な殺....
学生と先哲」より 著者:倉田百三
たのであった。 毎年十月十八日の彼の命日には、私の住居にほど近き池上本門寺の御会式に、数十万の日蓮の信徒たちが万燈をかかげ、太鼓を打って方々から集まってくるの....
銅銭会事変」より 著者:国枝史郎
が詳しく書物には記されてあった。 「公所(大結社)」のことや「会員」のことや「入会式」のことや「誓詞」のことや「諸律法」のことや「十禁」の事や「十刑」の事や「会....
光り合ういのち」より 著者:倉田百三
動家を通して生徒を馴致しようとする一種のポリシイをも含んだものであったらしい。発会式の時運動家の連中が幅を利かして演説した。私は何となしにこの会の、その半官半民....
剣侠」より 著者:国枝史郎
ひらくとは怪しからんではないか」 「などと仰せられても福島の賭場、甲州|身延山御会式賭場と一緒に、日本における二大賭場と申し天下御免なのでございますよ」 「ふう....
憑き物系統に関する民族的研究」より 著者:喜田貞吉
である。 鞍馬の護法祈は毎年六月二十日の夜に行われたとある。すなわち所謂竹切の会式で、まず十六日に護法善神社に参拝し、水場注連縄張の事、加持作法の事を行い、十....
まあまあ居士の弁」より 著者:浅沼稲次郎
がかりで学校当局並びに学生の一部が参加して軍事研究団なるものをつくって、講堂で発会式を挙げた。そのころ早大内部の学生運動は、文化同盟という形で集結されておったが....
私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
早稲田大学の乗馬学生団を中心に右翼学生の手で軍事研究団が組織され、五月十日その発会式が行われた。『学園を軍閥の手に渡すな』と憤激した学生は続々と会場につめかけ、....
春雪の出羽路の三日」より 著者:喜田貞吉
の休暇中にやってみたいと思っている折から、山形県史蹟名勝天然記念物調査委員会の開会式が行われるので、やって来ぬかと理事官の有吉君から言って来られた。これ幸いとさ....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
京に於ける東亜連盟中国同志会の結成となり、昭和十六年二月一日東亜連盟中国総会の発会式となった。 日本に於ては昭和十四年秋東亜連盟協会なるもの成立、機関紙「東亜....