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「会日〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

会日の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
自叙伝」より 著者:大杉栄
い晩、僕は初めて数寄屋橋の平民社を訪れた。毎週社で開かれていた社会主義研究会の例会日だった。 玄関をはいったすぐ左の六畳か八畳の室には、まだ三、四人の、しかも....
三浦老人昔話」より 著者:岡本綺堂
承知でもありましょうが、旗本でも御家人でも、その支配頭や組頭には毎月幾度という面会日があって、それをお逢いの日といいます。組下のもので何か云い立てることがあるも....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
先師遺著の輪講を思い立つ山吹の片桐春一のような人がある。年々|寒露の節に入る日を会日と定め、金二分とか、金半分とかの会費を持ち寄って、地方にいて書籍を購読するた....
からすうりの花と蛾」より 著者:寺田寅彦
戸惑いをして壁面の絵のほうにぶつかって行ったせいもあるであろう。実際二科院展の開会日に蒸し暑くなかったという記憶のないのは不思議である。大正十二年の開会日は朝ひ....
夏目漱石先生の追憶」より 著者:寺田寅彦
、それから早稲田南町へ移られても自分は相変わらず頻繁に先生を訪問した。木曜日が面会日ときまってからも、何かと理屈をつけては他の週日にもおしかけて行ってお邪魔をし....
愛と認識との出発」より 著者:倉田百三
はあるまい。それを気にしているのはいい。しかし当然と思ってはいけない。 一、面会日を厳守するのは最上の方法ではあるまい。釈迦やキリストはきっとそういう生活法を....
爆薬の花籠」より 著者:海野十三
彼はどこかへ姿をかくしてしまった。 「今日は、帆村君の気にしていた花の慰問隊の大会日ですから、もうそろそろどこからか、帆村君が現われなければならぬ筈ですがねえ」....
烏瓜の花と蛾」より 著者:寺田寅彦
が戸惑いをして壁面の絵の方に打つかって行ったせいもあるであろう。実際二科院展の開会日に蒸暑くなかったという記憶のないのは不思議である。大正十二年の開会日は朝ひど....
夏目先生と滝田さん」より 著者:芥川竜之介
詰問したので、先生が滝田さんに詫びの手紙を出された話があります。当時夏目先生の面会日は木曜だったので、私達は昼遊びに行きましたが、滝田さんは夜行って玉版箋などに....
」より 著者:犬田卯
なかったのである。 だから、彼はいよいよ次年度の予算案が討議されるという月の村会日の二三日前、ぶらりと沢屋米穀商が肥料売込みの風をしてやって来て、つぎのように....
漱石氏と私」より 著者:高浜虚子
啓上 文章会開会の議敬承仕候。小生も今月末までには「猫」のつづきをかく積りに候。会日は九月三十日が土曜につき、同日|午からとしたら、如何かと存候。就ては会場の儀....
三枚続」より 著者:泉鏡花
国風を心得ないことを言うのである。 鴨川は眉を顰めたが、さあらぬ調子で、 「面会日は別にあるです。」 「へい?」 「あれが皆様に別に面会しますのは水曜の午後で....
チベット旅行記」より 著者:河口慧海
か。始めて見た時分にはほとんど評のして見ようがなかったです。これが釈尊の弟子の集会日だとはどうしても思えなかった。で、その当事者たる尼と相手の男は別に寺に対して....
欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
寺院には少年教会のほかに小児教会あり。小児の四、五歳より七、八歳に至るもの、会日にはその父母もしくは乳母とともに寺にまいり、極めて簡短なる讃美歌と、極めて簡....
語呂の論理」より 著者:中谷宇吉郎
ところが、仙台で小宮《こみや》さんの御宅《おたく》を訪ねた時に、丁度水曜の面会日に当ったことがある。その席上で何気《なにげ》なくこの語呂の論理の話をしたら、....