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伝単
「伝単〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
伝単の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
八時間順延となった由。 ◯十七日信州では「陸海軍に降伏なし、日本航空隊司令官」と
伝単をまいたそうな。 ◯井上康文君の詩、昨二十五日夜放送さる。いやな気がした。わ....
「武装せる市街」より 著者:黒島伝治
。事実である。そして工場は内外共に多事だった。 いつの間にか、外塀や、電柱に、
伝単がベタベタ貼りさがされていた。 漫画の入った
伝単が、製粉工場に振りまかれた....
「乳房」より 著者:宮本百合子
人目をひくように、字の大小、ふちどりなどに心を配りながら、大きいのや小さい四角い
伝単形《でんたんがた》やらのガリ版をきった。 託児所の経済は、市電応援以来非常....
「辞典」より 著者:戸坂潤
、この内出版(乃至印刷)現象にぞくする書籍・雑誌・パンフレット・ビラ・ポスター・
伝単・等々と並んで、近代出版現象の代表的な一つとして新聞現象を数えることが出来る....
「電車の見えない電車通り」より 著者:宮本百合子
電気局の儀式ばった印刷のビラだけで、従業員たちが直接市民に訴えるただ一枚のビラ、
伝単さえ見当らないのはどういうものであろう。そしてまた、従業員の生活問題のために....
「血液型殺人事件」より 著者:甲賀三郎
で、AB型に関係して来ると、学説が二つに別れる。即ち二対対等形質説に従えば、四遺
伝単位説となって、両親のどちらかにAB型があれば、子供には各型のものが生れる事に....