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伝唱
「伝唱〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
伝唱の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
兎中瑞とある、赤兎はどんな物か知らぬが、漢末に〈人中に呂布あり馬中に赤兎あり〉と
伝唱された名馬の号から推すと、まずは赤馬様の毛色の兎が稀《まれ》に出るを上瑞と尊....
「八犬伝談余」より 著者:内田魯庵
ば芝居ともなったのである。恐らく古今を通じてかくの如く広く読まれ、かくの如く洽く
伝唱されてるのは比類なかろう。 したがって『八犬伝』の人物は全く作者の空想の産....
「申訳」より 著者:永井荷風
い。泰西に在っては詩人ミュッセが「ミミイパンソンの晴衣裳」の如き、早くより世人の
伝唱して措かざるもの。ウェルレーンの詩集も亦カッフェーの光景を詠じた佳什に乏しく....
「法隆寺再建非再建論の回顧」より 著者:喜田貞吉
な駁論があったにかかわらず、殆どそれとは没交渉の貌を以て、相変らず芸術史家の間に
伝唱信奉せられたのである。 関野・平子両君の新研究が発表せられ、また史学雑誌編....