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伝家の宝刀
「伝家の宝刀〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
伝家の宝刀の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
詮議無用じゃ、帰らっしゃい! 帰らっしゃい!」 「申したか! ウッフフ、とうとう
伝家の宝刀を抜きおったな! 今に五万石を小出しにするであろうと待っていたのじゃ。....
「ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
の掛軸を見てから、妙な事を口走るようになったの、抜いてはならぬと禁しめられている
伝家の宝刀を抜いて見ているうちに、血相が変って来たの……というような話が、いくら....
「貞操問答」より 著者:菊池寛
どんなに嫌だろうと思っていましたのに、私自身いわれてしまったんですもの。まるで、
伝家の宝刀をつきつけられた賊のようでしたわ。私、どんな清純な気持でいても、奥さま....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
いう骨っぽい人間に出会わないので、背中の物干竿が夜泣きをしていた折でもある。この
伝家の宝刀も、自分の手に渡ってからまだ血に飽かせたことがないし、すこし錆も来てい....