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「伝染病研究所〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

伝染病研究所の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
省線電車の射撃手」より 著者:海野十三
部の顔色は、急に生々と元気を恢復してきたように見えた。 「さあ、赤星龍子さんを、伝染病研究所の手術室へ送るんだ。ここから一番近くていい。それから私も、そっちの方....
恐怖の口笛」より 著者:海野十三
チノ墓地を検分したまえ。その上でキャバレーの出入口を番をしていた警官たちを早速、伝染病研究所へ入院させるんだ。いいかネ」 ガチャリと、電話は切れてしまった。こ....
睡魔」より 著者:蘭郁二郎
がね」 「ははあ、そういう研究所かい、あんまり聞かない名前だと思ったが、ちょっと伝染病研究所みたいなもんだね」 「まあ、そういったもんだ」 「で、どうだい――」....
函館の大火について」より 著者:寺田寅彦
す各種の災害に対して、それぞれ専門の研究所を設けている。健康保全に関するものでは伝染病研究所や癌研究所のようなもの、それから衛生試験所とか栄養研究所のようなもの....
自由画稿」より 著者:寺田寅彦
試験場や調査所などがあって「科学的政道」の一端を行なっており、疫病流行に関しては伝染病研究所や衛生試験所やその他いろいろの施設があり、風水《ふうすい》旱害《かん....
現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
きている。各帝大の研究室ばかりでなく、それらに付設している研究所が、多くなった。伝染病研究所、航空研究所、金属材料研究所、地震研究所、化学研究所、温泉治療学研究....
犬神」より 著者:小酒井不木
私の血を吸った。 けれど私は不安でならなかったので、翌日から会社を休んで、毎日伝染病研究所へ通って、予防注射を受けることにした。彼女は私が注射を受けつつあるこ....
長崎の鐘」より 著者:永井隆
符を買って帰った山田先生と辻田君とが、風を入れて休んでいた。二人はこれから東京の伝染病研究所へ血清製造法を習いに出張するところだった。いよいよ長崎籠城の日が近ま....