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「伝統主義〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

伝統主義の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
読書法」より 著者:戸坂潤
来よう。「新古典主義、新スコラ主義、新ヒューマニズムの三者は、近代フランスに於て伝統主義者達と保守主義者達とが採用した三つの基本的な見地であるように見える。これ....
今日の文学の展望」より 著者:宮本百合子
であった。日本における「ヒューマニズムの伝統の乏しさ」につれて、「最近民族主義・伝統主義の擡頭と共に東洋的自然主義とヒューマニズムとの対質を内容とするこの課題は....
日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
であることを誇称することによって却って歴史を無視するという矛盾になって現われる。伝統主義はやがて伝統自身の破壊となって現われざるを得ない。国民の文化の伝統は、現....
世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
なくて、経済生活上甘んぜざるを得ないのだ。真に甘んじ得る伝統ならば、伝統精神とか伝統主義とかいって騒がなくても、間違いなく保存されるものなのだ。今日の日本文学は....
科学的精神とは何か」より 著者:戸坂潤
いくらでも疑われ得るのには、理由があるので、ここにすでに伝統というものに就いての伝統主義的態度と批判的態度との区別も顔を出すのだが、その問題は別にして、とに角こ....
役人の頭」より 著者:末弘厳太郎
た。これを称して人は「民心の混乱」というのです。 まだ明治の夢をみている役人と伝統主義者とは驚きました。 「民心統一」せざるべからずと考えたのです。しかし、彼....
野草雑記・野鳥雑記」より 著者:柳田国男
くようになって後に、始めて発生したものに相異ないのである。 稚児の最も敬虔なる伝統主義、あれどもなきが如き作者意識を以てして、なおこれだけ人望のある昔物語がい....
日本文化の特殊性」より 著者:戸坂潤
を護るべく、悪く旧いものを次から次へとかつぎ出してコワモテしようとする、そういう伝統主義、即ち反動的保守主義、以外に意味のあるものではない。日本に於ける文化対立....