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「伴造〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

伴造の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
赤耀館事件の真相」より 著者:海野十三
画伯の辺居へ送りとどけることにしました。ついて行ったのは、執事の勝見と、手伝いの伴造との二人だけでした。執事は笛吹川画伯の世話で、赤耀館に勤めるようになった関係....
間人考」より 著者:喜田貞吉
上世において良民と謂うべきものは、厳格に云えば百姓すなわち姓氏を有する一切の臣連伴造国造の徒のみであって、天皇に直隷し、賤民とは一家をなさずして他に隷属する奴す....
建国の事情と万世一系の思想」より 著者:津田左右吉
室直轄領の外は、民衆の直接の君主は地方的豪族たる国造(及び朝廷に地位をもっている伴造)であって、租税を納めるのも労役に服するのも、そういう君主のためであったから....
日本歴史の研究に於ける科学的態度」より 著者:津田左右吉
ということすら肯われないことである。民衆が中央の貴族及び地方の豪族、即ちいわゆる伴造国造に分領せられ、すべての生活がそれによって規制せられていた上代において、こ....
賤民概説」より 著者:喜田貞吉
する貴族の如きも、これを天皇に対し奉って、やはり家ッ子にほかならぬもので、国造、伴造をクニノミヤツコ、トモノミヤツコと訓むのは、「国の御奴」、「伴の御奴」の義で....