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位官
「位官〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
位官の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「鼻」より 著者:ゴーゴリニコライ
な、てっきり自分のことだと思いこんでしまう。いや、これは八等官に限らず、どんな地
位官等にある人間でもやはり同じことで。さて、このコワリョーフはコーカサスがえりの....
「魔法修行者」より 著者:幸田露伴
総殿とは信長がただこれ上総介であったからである。上総介では強かろうが偉かろうが、
位官の高い九条植通の前では、そのくらいに扱われたとて仕方のない談だ。植通は
位官を....
「南路」より 著者:宮本百合子
家族も見える。 特に自分は、後者から深い印象を与えられた。 その陸軍軍人は、
位官は何だか、相当の地位にある人らしい容貌と挙動とを具えている。若い婦人と生れて....
「三国志」より 著者:吉川英治
っている地方は下に註を加えておいた。分らない旧名もかなりある。また、登場人物の爵
位官職など、ほぼ文字で推察のつきそうなのはそのまま用いた。あまりに現代語化しすぎ....
「三国志」より 著者:吉川英治
てて、 「こういう時は、根を刈らねばならん。およそ漢朝の旧臣と名のつく輩は、その
位官高下を問わず、一束にして、※都へ送りよこせ」と、厳達した。 もちろんそれは....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
むきだしていたのだった。 しかも、その北条氏はなお、公卿に公卿威張りの虚栄と虚
位官職をあたえていた。しかし尊氏は、それもほとんど武家の手にとってしまった。 ....