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位階
「位階〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
位階の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
に警固されて、三|位《み》、中将、納言《なごん》、朝散太夫《ちょうさんだゆう》と
位階格式|禄高《ろくだか》の順もなく、入れ替わり立ち替わり陸続としてひっきりなし....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
いる。彼らは宮廷に出入し、往々『天の秘密の司官』という官名で奉職していた。彼らの
位階は近衛兵の司令官や枢密顧問官(『王室の秘密の司官』)と同様であった。そしてこ....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
然と反旗をひるがえす第一の烽火が同地方に揚がった。やがてそれは元参議江藤新平らの
位階|褫奪となり、百三十六人の処刑ともなって、闇の空を貫く光のように消えて行った....
「連環記」より 著者:幸田露伴
革の帯の背部の飾りを、石で造ったものをいうので、衣冠束帯の当時の朝服の帯であり、
位階によりて定制があり、紀伊石帯、出雲石帯等があれば、石の形にも方なのもあれば丸....
「文学に現れたる東北地方の地方色」より 著者:佐左木俊郎
幣を奉じて畿内七道の諸社に告げ、……尋で東大寺に行幸、盧舎那仏に礼賽あり、百官の
位階を進めて天下に大赦し、……天平二十一年を改めて天平感寶元年となし、……陸奥国....
「狂人日記」より 著者:秋田滋
で飾り、頭には鳥の羽を頂かせ、胸には飾りをつけさせる。われわれは、勳章や、褒美や
位階などを彼等に与える。彼等は人の血を流すことをただ一つの使命としている廉で、威....
「武士を夷ということの考」より 著者:喜田貞吉
俘囚を虜といい、蛮と呼び、異類となし、あるいは夷俘の後にして内地に土着し、すでに
位階を有して決して浮浪の徒ならざるものを俘囚と称し、後には夷俘と俘囚とを全然混同....
「二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
っていた。(鈴木は日露戦争後は海軍を引退して実業界の諸方面に頭を突込んでいたが、
位階勲等を持ってる軍人だから、置き物に祭り上げられるだけで一向花々しい成功もしな....
「本州における蝦夷の末路」より 著者:喜田貞吉
しかるに奈良朝の末に至り、もと蝦夷の出身で、勲功によって外従五位下勲六等という
位階勲等を賜わり、今の宮城県栗原郡地方にあった上治郡の大領に任ぜられていた伊治公....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
というてもよい。政治上の権力は少しもありませんけれどもシナ皇帝から与えられて居る
位階の上からいうと法王より上に在るんです。もっとも法王がお隠れになって再び生れ返....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
用、大計六千五百万円なりという。当時、法王この費用を支弁するに苦しみ、金を納めて
位階・特許等を買い得るの方法を設けたるに、その結果、宗教改革の乱を引き起こすに至....
「ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
の門閥家だ。
ついでに地獄の※も持って来い。
勿論地獄には※
そいつが身分次第、
位階次第で呑み込むのだ。
だが未来へ逐い込む、この最後の洒落を遣るのに、
格別窮....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
に列すれば、ただの殿上人でなく公卿に連なるわけであるが俊成はそれに失敗した。勿論
位階の方で三位以上になれば別に官職はなくても公卿に算えられるわけで、俊成も正三位....
「特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ」より 著者:喜田貞吉
七十六以上になれば当然良民となる。かかる次第でしたから、家人・奴婢のままでいて、
位階を授かっていたものも随分あります。
位階あるものは無位のものの上席にいるのであ....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
る。国家の機関は発明の価値を判断して発明者には奨励金を与え、その援助者には勲章、
位階、授爵等の恩賞をもって表彰する。一体統制主義の今日、国家の恩賞を主として官吏....