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「住吉神〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

住吉神の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
死までを語る」より 著者:直木三十五
たらしい。母が、私の幼時の唯一の話として、いつでも聞かせたのに――この鹿やんが、住吉神社へ詣って、土で彩色を施した馬を買ってきてくれた。私は、幼少時代、玩具とい....
残されたる江戸」より 著者:柴田流星
幡、神田明神の三つで、他は赤坂の氷川神社、牛込の築土八幡、四谷の須賀神社、佃島の住吉神社、芝の愛宕神社、浅草の浅草神社すなわち三社様など、数えたらまだ幾らもある....
水の女」より 著者:折口信夫
いう類型式な理会を加えてきていたのである。 一番これに近い例としては、神功紀・住吉神出現の段「日向の国の橘の小門のみな底に居て、水葉稚之出居神。名は表筒男・中....
光り合ういのち」より 著者:倉田百三
憶は私にはどうしても巫女として浮んで来るのである。 そうした追憶の一番濃いのは住吉神社の夏祭りの夜の神楽の折のことだ。 尾道は夏祭りの多い港であるが、住吉明....
古事記」より 著者:太安万侶
た、ソコヅツノヲの命・ナカヅツノヲの命・ウハヅツノヲの命|御三方《おさんかた》は住吉神社《すみよしじんじや》の三座の神樣であります。かくてイザナギの命が左の目を....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
の肌着には、紋散らしのように、諸国にわたる神社仏閣の印が捺してある。 浪華では住吉神社、京では清水寺、男山八幡宮、江戸では浅草の観世音、そのほか旅の先々で受け....
私本太平記」より 著者:吉川英治
吉ノ浦で朝を待ち、舟から舟の便で、京へ帰ろうと、思案をきめた。 浜の入江には、住吉神社の献火と、海上標識のための、高い潮見燈籠が、いつも不断に、ともっている。....
私本太平記」より 著者:吉川英治
が建長寺の造営費をつくるために貿易船を出した例があり、かつては、後醍醐のきみも、住吉神社の造営費をまかなうため、住吉船を勅許されたことがある」 この先例をとっ....
年中行事覚書」より 著者:柳田国男
、来年またござれ と唱えたというから、明らかにまた一つの神送りであった。新潟の元住吉神社の湊祭、また夜七夕とも呼ばれた神事は、期日も行事も全く柏崎と同じだが、こ....