住込む[語句情報] »
住込む
「住込む〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
住込むの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「あらくれ」より 著者:徳田秋声
処もなくなって、一人は職人として、一人は註文取として、夫婦で築地の方の或洋服店へ
住込むことになったのは、二人が半歳ばかり滞っていた小野田の故郷に近いN――と云う....
「菊模様皿山奇談」より 著者:三遊亭円朝
の約束をいたし、下男の丹治が受人になりまして、お千代は先方へ三ヶ年三十両の給金で
住込む事になりましたのは五月の事で、母は心配でございますが、致し方がないので、泣....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
三十 お絹の世話で、砂金掘りの忠作は、ついに異人館のボーイとして
住込むことになりました。 ここで、親しく異人の生活の実際に触れてみると、忠作と....
「祭りの夜」より 著者:豊島与志雄
で、とても寝泊りできるものではない。沖本はふと思いついたように、まあ用心棒にでも
住込むか、と言って笑った。田岡政代とお留さんとが二人きりで、旦那の八杉はめったに....
「つゆのあとさき」より 著者:永井荷風
こいしかわ》諏訪町《すわちょう》の家をたたんで富士見町《ふじみちょう》の芸者家に
住込む事になったので、泣きの涙で別れ、独り市ヶ谷|本村町《ほんむらちょう》の貸二....