佐々[語句情報] » 佐々

「佐々〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

佐々の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
或日の大石内蔵助」より 著者:芥川竜之介
小山源五左衛門《こやまげんござえもん》などは、原惣右衛門より上席でございますし、佐々小左衛門《ささこざえもん》なども、吉田忠左衛門より身分は上でございますが、皆....
二つの手紙」より 著者:芥川竜之介
のドッペルゲンゲルと申さなくてはなりません。私は当区――町――丁目――番地居住、佐々木信一郎《ささきしんいちろう》と申すものでございます。年齢は三十五歳、職業は....
地球盗難」より 著者:海野十三
台、中屋技師発」とあり、表をひっくりかえすと、「大隅青二殿」と大書し、その傍に「佐々砲弾君ニ托ス」と認めてあった。それこそ大隅学士が急遽電報でもって中央気象台へ....
自叙伝」より 著者:大杉栄
それと、もっと近くにいて僕の目をあけてくれたのは、同じ下宿のすぐそばの室にいた佐々木という男だった。彼はもう二、三年前に早稲田を出て、それ以来毎年高等文官の試....
地獄の使者」より 著者:海野十三
ょうどそのときだった。この部屋へつかつかと足早に入って来た者があった。部長刑事の佐々という三十男で、主任大寺警部の腕の一本といわれる腕利きだった。 「お話中です....
火星兵団」より 著者:海野十三
な人の言うことを、本気になって考えていると、こっちもまた変になってしまいますよ」佐々という、年の若い、顔の赤い元気な刑事が、課長の後へ来て、なだめるように言った....
月世界探険記」より 著者:海野十三
だ。君は一体誰だい」 「まあそう怒らないで、連れていって下さいよ、僕は新聞記者の佐々砲弾てぇんです。僕一人ぐらい、なんでもないじゃないですか」 この不慮の密航....
黒百合」より 著者:泉鏡花
十 土地の口碑、伝うる処に因れば、総曲輪のかの榎は、稗史が語る、佐々成政がその愛妾、早百合を枝に懸けて惨殺した、三百年の老樹の由。 髪を掴んで....
余裕のことなど」より 著者:伊丹万作
だけの馬が生食のほかにあるわけがない。 「こらこら、奴! それはだれの馬だ」 「佐々木殿の馬でございます」 「佐々木は三郎か、四郎か」 「四郎高綱殿」 これを....
遠野の奇聞」より 著者:泉鏡花
に分けて垂れたる女なり。このあたりにても深夜に女の叫声を聞くことは、珍しからず。佐々木氏の祖父の弟、白望に茸を採りに行きて宿りし夜、谷を隔てたるあなたの大なる森....
斎藤緑雨」より 著者:内田魯庵
拝という手紙を何本も発表してやると力んでいた。その代りに当時はマダ大学生であった佐々醒雪、笹川臨風、田岡嶺雲というような面々がしばしば緑雨のお客さんとなって「い....
三十年前の島田沼南」より 著者:内田魯庵
中島湘烟夫人は皆当時に崛起した。国木田独歩を恋に泣かせ、有島武郎の小説に描かれた佐々木のぶ子の母の豊寿夫人はその頃のチャキチャキであった。沼南夫人はまた実にその....
二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
鉄道沿線の南満各地を視察しつつ大連、旅順から営口を経て北京へ行った。 川島浪速と佐々木照山・提調時代の生活・衝突帰朝 北京へ行った目的は極東の舞台の中心たる北....
金山揷話」より 著者:大鹿卓
うな気がした。 やがて、用事のために駅前で別れた土田が来、某校の教師をしている佐々木が来、北海道石炭鉱業会社の茂木が来て、五人の話声は忽ち座敷の襖障子をひびき....
古事記」より 著者:太安万侶
つく物語の前提である。物語は三六六ページに續く。―― それから後に、近江の佐々紀《ささき》の山の君の祖先のカラフクロが申しますには、「近江のクタワタのカヤ....