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佐々成政
「佐々成政〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
佐々成政の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「蒲生氏郷」より 著者:幸田露伴
一旦自分に対して深刻の敵意を挟《さしはさ》んだ狠戻《こんれい》豪黠《ごうかつ》の
佐々成政を熊本に封じたのは、成政が無異で有り得れば九州の土豪等に対して成政は我が....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
て、道が塞《ふさ》がった日にはことだが、まだそうたいしたことはあるまい。 昔、
佐々成政《さっさなりまさ》は雪中を、さらさら越えをして東海道へ出たという例もある....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
が、どうだ、方向を全く一変して、我々と共に越中へ行かないか。越中は我々の故郷だ、
佐々成政《さっさなりまさ》のさらさら越えではないが、これから美濃尾張の方面へ出る....
「黒百合」より 著者:泉鏡花
十 土地の口碑、伝うる処に因れば、総曲輪のかの榎は、稗史が語る、
佐々成政がその愛妾、早百合を枝に懸けて惨殺した、三百年の老樹の由。 髪を掴んで....
「明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
すべて新作をならべて見せた。俳優は菊五郎、左団次、芝翫、福助の一座で、一番目は「
佐々成政」、二番目は「め組の喧嘩」であった。一番目の小百合殺しは一向問題にならな....
「幼年時代」より 著者:室生犀星
もやがて東方に尽きようとしたところに、こんもりと盛り上った山があって、そこは昔|
佐々成政に攻め立てられて逃げ場を失った富樫政親が馬上から城砦の池に飛び込んだ古戦....
「黒部川奥の山旅」より 著者:木暮理太郎
助の岩屋と称する洞窟があって、広さは八畳敷にあまり、優に二十人は泊れるそうだ。昔
佐々成政が十五、六人の従者と共に八日間も匿れていた所だと話して呉れる。こんな山奥....