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佐佐木信綱
「佐佐木信綱〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
佐佐木信綱の前後の文節・文章を表示しています。該当する14件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「文学上の復古的提唱に対して」より 著者:宮本百合子
しあわせて眺めると、理解はしかく皮相、単純なところに止まっておられないと思える。
佐佐木信綱氏は、ああいう学派の歌人として万葉の専門家であり、研究著書、註解など権....
「近頃の話題」より 著者:宮本百合子
られている諸氏以外に国文学その他の分野では一応は誰しも社会的権威として認めている
佐佐木信綱、小宮豊隆、柳田国男、岡崎義恵等の諸氏を加えたことは、なかなかに興味あ....
「今日の文学の展望」より 著者:宮本百合子
実社会から離れたありようをしていたからであることが、指されると思う。 この年は
佐佐木信綱博士の万葉集校訂の大事業が完成して注目をひいたが、従来、国文学者は不思....
「婦人と文学」より 著者:宮本百合子
の教養が再びやかましく云われはじめていた。中島歌子が経営していた萩の舎の歌塾は、
佐佐木信綱の追憶などによってみても、当時は大した勢のものであったらしい。和歌の例....
「国宝」より 著者:宮本百合子
いえるだろうか。 万葉集の立派な写本は宮内府図書寮とかにあってお歌所の長である
佐佐木信綱博士しか見られないものだったそうだ。マチスやユトリロの名画は、日ごろは....
「旧聞日本橋」より 著者:長谷川時雨
という、伯父には長官にあたる造幣局のお役人のお宅があった。竹柏園《ちくはくえん》
佐佐木信綱《ささきのぶつな》先生の夫人《おくさま》がそこのお嬢さんだった方だ。伯....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
新釈………伊藤左千夫「万葉集新釈」 新考………井上通泰「万葉集新考」 選釈………
佐佐木信綱「万葉集選釈」 新解………武田祐吉「万葉集新解」 新講………次田潤「万....
「旧聞日本橋」より 著者:長谷川時雨
案内をしてくれて、神田小川町の竹柏園の門に立ったことがあったのだ。まだお若かった
佐佐木信綱先生と、新婚早々の雪子夫人は、その時、花簪を※した、ちりめんの前かけを....
「柳原燁子(白蓮)」より 著者:長谷川時雨
出て、神田錦町《かんだにしきちょう》の三河屋という西洋料理やで披露があったとき、
佐佐木信綱先生から、御招待があったのでいったときだった。柳原伯夫人のお姉さんの、....
「鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
に私は祖母に連れられて、西氏の三十間堀のお家へ泊りに行きました。夫人(石川氏)は
佐佐木信綱氏の歌のお弟子でした。 西氏が前に家塾育英舍を開かれた時の通規に、「....
「訳本ファウストについて」より 著者:森鴎外
をした。次に本が出来てから目を通して正誤をすることが出来る。ファウストの場合では
佐佐木信綱さんが好意を以て一読して下さることになった。そこで私と佐佐木さんとの心....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
している。そこには当時として最もよいと思われるテキストを挙げて置いたが、その後、
佐佐木信綱博士・川田順氏・伊藤嘉夫氏・久曾神昇氏による最も完全な『西行全集』(昭....
「随筆 新平家」より 著者:吉川英治
系の樹木ではないかとおもう。 山上でいま、湯を掘っていた。湯が出ないうちにもう
佐佐木信綱博士から“梛の湯”と名づけられたと宮司がいう。宝物類なども展示されたが....
「日本の頭脳調べ」より 著者:戸坂潤
家で藤島武二と岡田三郎助の両氏もまず洋画から選ぶとすれば不思議でない。幸田露伴と
佐佐木信綱の二氏も大いにいいだろう。 ただ世間でこの顔振れを見て、何か物足りな....