佐賀県[語句情報] »
佐賀県
「佐賀県〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
佐賀県の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「空を飛ぶパラソル」より 著者:夢野久作
姙娠美人の鉄道自殺……けさ十時頃、筥崎駅附近で……相手は九大名うての色魔……女は
佐賀県随一の富豪……時枝家の家出娘」……「両親へ詫びに帰る途中……思い迫ったもの....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
た多く人の注意の的となっていた時だ。その一行、随員従者留学生等総員百七名の中に、
佐賀県人の久米邦武がある。この人は、ただ文書のことを受け持つために大使の随行を命....
「渋江抽斎」より 著者:森鴎外
いた。しかし保はその人と為りの沈著なのを喜んで厚くこれを遇した。この人は卒業後に
佐賀県師範学校に赴任し、暫くして罷め、慶応義塾の別科を修め、明治十二年に『新潟新....
「薄紅梅」より 著者:泉鏡花
笑の、何だか空虚さ。所帯気で緊ると、笑も理に落ちるかと思ったっけ。やがて、故郷、
佐賀県の田舎の実家に、整理すべき事がある、といって、夏うち国に帰ったのが――まだ....
「ドナウ源流行」より 著者:斎藤茂吉
」と思った。そして其処の汀の草のうえに尻をついていると、幽かに水の香がしている。
佐賀県の山中にいた時に嗅いだあの水の香と同じだと僕はおもった。たまに水が音を立て....
「我が円朝研究」より 著者:正岡容
や時局下の東京へもトントントンカラリの隣組は設置されたが、隣が青森県人で向こうが
佐賀県人、まん中に茨城県人がという合壁の寄合長屋ではまだまだこの東京というところ....
「手仕事の日本」より 著者:柳宗悦
、対馬が加わります。昔は「筑紫の島」と呼びました。今はこれを七県に分ち、福岡県、
佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県とします。昔はこの島を、東海道や....
「野草雑記・野鳥雑記」より 著者:柳田国男
辺 ヅクボウ 筑後|三潴郡 ツクボンサン 同 柳河 ツクボウ
佐賀県一部 ヅクボウ 対馬|豆酘 ツクボウ 豊後|日田郡....
「野草雑記・野鳥雑記」より 著者:柳田国男
音で呼ばれているのは、九州の方では福岡県のギョギョウシもしくはギョウギョウセン、
佐賀県のギョギョス、東の方では越後でキョキョシ、青森県の津軽地方でチョチョジ、そ....
「木綿以前の事」より 著者:柳田国男
によってノラギまたはヤマギモノ(越後)、海で働く者は沖ギモノ・沖アハセとも謂う。
佐賀県ではハマリギモン、ハマルというのは仕事にかかることである。大分県にはまたカ....
「こども風土記」より 著者:柳田国男
た。山口県の一部では、キリコまたはネコというのが、鉤のある念木の特別品であった。
佐賀県および豊前の一つの報告では、ネン木は通例は直ぐな棒だが、時には枝附きのもの....
「日本の伝説」より 著者:柳田国男
……由布嶽 玖珠郡飯田村田野……………………………………………………………念仏水
佐賀県 西松浦郡大川村………………………………………………………………十三塚の栗....
「年中行事覚書」より 著者:柳田国男
に撒いていたなども、他の地方で節分の日に行う蚊の口焼きという行事とやや似ている。
佐賀県東松浦郡の山村に於て、同じ二十日を蜂の養生というのも、蜂のためにはちっとも....
「母の手毬歌」より 著者:柳田国男
たのは、東北では岩手県の遠野地方などは千駄木、西のほうでは長崎県の下五島久賀島、
佐賀県では厳木の山村、大分県でも玖珠郡の村々などにこの雨乞いがあり、それをセンダ....
「融和問題に関する歴史的考察」より 著者:喜田貞吉
あるいは「餓死亡霊供養塔」などという石碑が、はなはだ多いのに驚かされました。また
佐賀県へ参りました時には、その佐賀郡川上村に、享保十七八年の飢饉のために、川上一....