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佐野学
「佐野学〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
佐野学の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「鍵屋の辻」より 著者:直木三十五
。頭山満《とうやまみつる》の邸へ逃込んだ印度人がとうとう判らなくなったり、早大の
佐野学が某所に匿《ひっこ》んでいるんだなどと噂やら事実やらとにかく東京で有力な人....
「刻々」より 著者:宮本百合子
すばかりなのであった。 「大体、文化団体の連中は、ものがわかるようで分らないね。
佐野学なんかは流石《さすが》にしっかりしたもんだ。もっともっと大勢の人間がぶち込....
「道標」より 著者:宮本百合子
伸子は、この千種とよばれる男に早く出て行ってもらいたいばかりだった。
「とうとう
佐野学もやられたらしいですね」
それをきいて、伸子は、同じ緊張のない調子で、
....
「バルザックに対する評価」より 著者:宮本百合子
の一九三三――三四年は特筆されるべき内容をもった二年であった。一九三三年の初夏、
佐野学・三田村・鍋山等の共産主義者としての理論の抛棄と日本の侵略戦争を肯定する画....
「共産党とモラル」より 著者:宮本百合子
の日本の民主化をあらゆる方法で邪魔している階級的裏切者に顛落している事実である。
佐野学、鍋山貞親、三田村四郎などという今日の勤労階級の敵は三・一五事件のときの日....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
々は思いがけぬ福音にありつくことが出来た。というのは、本誌と『改造』とが逸早く、
佐野学、鍋山貞親の原稿全文「共同被告同志に告ぐる書」を掲げているのである。この福....
「同志たちは無罪なのです」より 著者:宮本百合子
るという事をはっきり知らなければならないと思います。先頃求刑のあった最終日に同志
佐野学は立って堂々と階級的闘士の無罪であることを述べました。抑々《そもそも》資本....
「解説(『風知草』)」より 著者:宮本百合子
めに、ソヴェトの社会主義的リアリズム論が歪めて援用された。これは一九三三年六月に
佐野学、鍋山貞親を先頭とする「転向」の濁流の渦巻きとともにあらわれた。その有様の....
「大正十二年九月一日よりの東京・横浜間大震火災についての記録」より 著者:宮本百合子
のだ。他二名は誰か、又どうして殺したか、所持品などはどうされたか。 高津正道、
佐野学、山川均菊栄氏等もやられたと云う噂あり。実に複雑な世相。一部の人々は皆この....
「まあまあ居士の弁」より 著者:浅沼稲次郎
それから、学生が大勢集って来て、大変なことになった。当時、大山郁夫、北沢新次郎、
佐野学、猪俣津南雄教授これが教授側の指導者であったので足尾の坑夫が出て来て、これ....
「私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
太郎、可児義雄など優秀な労働運動家がおり、日本鉱夫組合本部にも麻生久、加藤勘十、
佐野学などの人がいて、私は鉱山労働運動に強くひきつけられた。以来、足尾銅山、小坂....