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体をかわす
「体をかわす〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
体をかわすの前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
目がけてまっこうから襲いかかりました。 しかし、お駒もさる者、せつなにするりと
体をかわすと、あざやかともあざやかな手の内でした。 開いて構えたは、こぶし上段....
「狐の手帳」より 著者:田中貢太郎
ない」 お滝は跳び起きるように起きて新三郎に突っかかって来ようとした。新三郎が
体をかわすとお滝はそのまま寝床の上へ往って俯向きになり、大声を出して泣きだした。....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
て、その上を黄色のふくさと覚しいので蔽《かく》している。 がんりきの百が危なく
体をかわす途端に、 「コレコレ、岩倉三位の屋敷はドコだ」 それが、あんまり粗暴....
「雁」より 著者:田中貢太郎
投げた。石は反れて其の横の方に落ちた。それでも鳥は飛ばなかった。そして、飛ばずに
体をかわすようにした。 漁師は雁はとても飛べないと思ったので、土手を駈けおりて....
「真珠の首飾り」より 著者:神西清
」 どうです、いかにも女らしい可憐な筆法、ないし論理じゃありませんか。ひらりと
体をかわす拍子に、お隣づきあいの誼みで、ちくりと一本くるんですからねえ。…… 「....
「夜光虫」より 著者:織田作之助
たが、いきなり畳の上の針を手に取って、次から次へ小沢めがけて投げつける。 小沢、
体をかわす。 針助、飛び掛って行く。 小沢、簡単に針助を投げ飛ばして押えつけ、次....