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体付き
「体付き〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
体付きの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「風に乗って来るコロポックル」より 著者:宮本百合子
代までは由緒ある武士であったという話と、頭こそクサだらけだが、なかなか丈夫そうな
体付きと素速《すば》しこい眼付きが、イレンカトムの心を引いた。 その時、ようよ....
「暗黒公使」より 著者:夢野久作
花を欺く眼鼻立ちと、希臘の古彫刻そのままの恰好のいい頸すじと、気高くしなやかな身
体付きとは、人種と男女と老若の差別を問わず、満場を恍惚たらしむる資格を十分に持っ....
「怪しの館」より 著者:国枝史郎
リ……と寄せて来る。 いずれも相当の手利きらしい。が、その中では真ん中にいる、
体付きのきゃしゃな一人の武士が、どうやら一番未熟らしい。そのくせどうやらその人物....
「沙漠の古都」より 著者:国枝史郎
奴らはつまり妖術者なのだ。催眠術かも知れないが、とにかく一種の法力で、人間の心や
体付きまで獣類に一変させるのだよ。……見込まれたのが園長だ。園長は決して悪人では....
「決闘場」より 著者:岡本かの子
失わない顔立だ、調って正確な顔だ。彼女はロンドンの大抵の女のように痩せて堅そうな
体付きをして居るが、腰の短な細いくびれから臀部の円く膨れた辺りにスマートな女らし....