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「何かと言うと〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

何かと言うとの前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
最終戦争論」より 著者:石原莞爾
に作用を及ぼすと思う。一つは破壊的であります。一つは建設的であります。破壊的とは何かと言うと、われわれはもう既に三十年後の世界最後の決勝戦に向っているのでありま....
安重根」より 著者:谷譲次
から君のすることは万事芝居がかりだった。 安重根 (苦しそうに)同志? 先生は、何かと言うと同志です。僕は、同志などというものから解放されて、自分の意思で行動す....
踊る地平線」より 著者:谷譲次
人だった。 PIMPという一つの職業がある。 リンピイはそれに従事していた。何かと言うと、これは、不思議に女性の肉だけを食べる人喰い人種のことで、妻だの娘だ....
青玉の十字架」より 著者:チェスタートンギルバート・キース
た彼の頸で、うなずいて見せてから言った。 「御もっともじゃ、近代の不信心者共は、何かと言うと彼等の理性に訴える。だがあの何億という星の世界を見つめて、この我々の....
狂歌師赤猪口兵衛」より 著者:夢野久作
ておろうやら知れん」 「そこでトウトウ思案に詰まった揚句がアンタの事じゃ。いつも何かと言うと私の知恵袋にしておったアンタを、直接に松倉|様に引合わせて、私とも膝....
炎の人――ゴッホ小伝――」より 著者:三好十郎
は必らず行く。死んでも行く。 ロート 死んでも行くか。フフ。ヴィンセントだねえ!何かと言うとすぐに死ぬと言う。ハハ、この人生に耐えきれないんだなあ。自分の与えら....
チベット旅行記」より 著者:河口慧海
が入って居る。それとても満ちてあるものは稀です。けれどもそのうち一番肝腎な財産は何かと言うと問答の教科書です。それはどんなつまらん僧でも五、六冊位は大抵持って居....
木綿以前の事」より 著者:柳田国男
かった。第一に彼はこの世の塵を多くしている。おかしいことには木綿以前の日本人が、何かと言うと人世の塵の苦しみを訴え、遁れて嬉しいという多くの歌を残しているのと反....