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何処とも無く
「何処とも無く〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
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検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「血の文字」より 著者:黒岩涙香
職人が纏う如き穢らしき仕事衣に破れたる帽子を戴きて家を出たり、其時の彼れが顔附は
何処とも無く悪人の相を帯び一目見るさえ怖らしき程なりき、是さえあるに或午後は又彼....
「山の人生」より 著者:柳田国男
の者笑ひて、いづこの嶺にも山鬼の路とて、嶺の通路はありけるもの也。此道を行かば又
何処とも無く踏迷ひなんとて、尚峯に登る云々」とあった。故伊能嘉矩氏の言には、陸中....