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何処其処
「何処其処〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
何処其処の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「政談月の鏡」より 著者:三遊亭円朝
したが、まだ私の娘の死骸が分りませんので諸方へ手分《てわけ》をして捜している内、
何処其処《どこそこ》へ斯《こ》ういう死骸が流れて来たなどゝ人の噂を聞き、船で彼方....
「応仁の乱」より 著者:菊池寛
末である。それも昂じて他人の財産を賭けて、争うに至ったと云う。つまり負けたらば、
何処其処の寺には宝物が沢山あるから、それを奪って遣すべしと云ったやり方である。 ....
「支倉事件」より 著者:甲賀三郎
所の手紙を裁判所の方に出して下さい。それから自分は二十六日には朝何時に家を出て、
何処其処に行って何用を弁じて、何時何十分頃に宅に帰っとると云う事が詳しく書いてあ....
「旅行の今昔」より 著者:幸田露伴
仕度くっても是といって御談し申上げるような事も有りません。いくら経験だと申して、
何処其処の山で道に迷ったとか、或は又
何処其処の海岸で寄宿をしたとかいうような談は....
「連環記」より 著者:幸田露伴
、泊る貴人等の世話をやくような習慣になったものである。それでずっと後になっては、
何処其処の長が家といえば、娼家というほどの意味にさえなった位であるが、初めは然程....
「後の業平文治」より 著者:三遊亭円朝
、 蟠「お瀧ッ」 瀧「はい、今日は何んな狂言をするんですかね」 蟠「これは
何処其処の御殿女中でござると云って、それ彼の松平の屋敷へ往ってな、殿様の碁の相手....
「雨夜の駅」より 著者:宮城道雄
が、それでも列の後の方であった。 そこでは並んでいる人同士で汽車の混む話から、
何処其処を何時に出るのが割合に空いているとか、あの汽車は混むとか、あの汽車は比較....