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「余威〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

余威の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
魔法修行者」より 著者:幸田露伴
けて取って争ったから起ったのだが、その勝元の子が即ち政元だ。家柄ではあり、親父の余威はあり、二度も京都|管領になったその政元が魔法修行者だった。政元は生れない前....
運命」より 著者:幸田露伴
、而して寛厚は宗に如かざるも、其の惻隠の意に至っては、各条に散見せりと評せしめ、余威は遠く我邦に及び、徳川期の識者をして此を研究せしめ、明治初期の新律綱領をして....
紀行文家の群れ」より 著者:小島烏水
。一方『文章世界』に倚って、若年を養成し、勢い当たるべからざるものがあった。その余威を駆って、と言っては不穏かもしれないが、自然派以外の作者たちは、たいていこの....
法窓夜話」より 著者:穂積陳重
実行を見るものも、決して少なくはないことであろう。 ベンサム死して既に半世紀、余威|殷々《いんいん》、今に至って漸《ようや》く熾《さか》んである。偉人は死すと....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
たがる政策に出でたのは是非もありません――そこで、この土地の住民に於ても、豊公の余威をなるべく隠そう隠そうとつとめたような形跡もないではない、それが一つの原因か....
前記天満焼」より 著者:国枝史郎
らはロシアが北海道をうかがい、西からはイギリスが支那を犯し、香港島を占領し、その余威を籍りて神国日本へ、開港を逼ろうとして虎視眈々じゃ。……さらにイギリスの双生....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
よう。 一、ロイテン会戦 ロスバハに仏軍を大いに破ったフリードリヒ大王は戦捷の余威を駆って一挙に墺軍をシュレージエンより撃攘せんとしブレスラウに向い転進した。....