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余水
「余水〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
余水の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
老爺が手桶《ておけ》に汲んで来てくれた水を、竹の柄杓《ひしゃく》で一口飲んで、
余水《のこり》を敷居越しに往還へ投げ捨てて、柄杓を手桶に差し込んでホッと息をつく....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
よりも、奥書院の廊下に立って待受けておりました。そこに立っていると、またも本庭の
余水の蜿々《えんえん》たる入江につづく「舟入の茶屋」を見ないわけにはゆきません。....