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「余録〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

余録の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
明に窮して迷信を担ぎ出した』と云って笑っているそうだ。たしかその当時の新聞の編輯余録といったような欄の中に、素破抜いてあったと思うが……却って仙五郎爺から巻物の....
余録(一九二四年より)」より 著者:宮本百合子
余録 菅公を讒言して太宰の権帥にした、基経の大臣《おとど》の太郎、左大臣時平は....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
小さい書きものに終っては、はじまりませんからね。書いた内容さえ言葉足らずで。読書余録として、いろいろそういう読書の感想がのこされるのとはおのずから別ですから。 ....
山の人生」より 著者:柳田国男
い衣服を纏うていた。言葉をかけると答えもなく、ただちに遁げ去るを常としたと『槃遊余録』の第三編、寛政四年の紀行のうちに見えている。甲州では逸見筋浅尾村の孫左衛門....
木綿以前の事」より 著者:柳田国男
困難で、藤で織ったあらあらしい布を着ていたと、吉田|桃樹の天明八年の紀行、『槃遊余録』には見えている。山口県の玖珂郡秋中村大字|秋掛などでも、「藤を打砕いて糸の....