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作事奉行
「作事奉行〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
作事奉行の前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「政談月の鏡」より 著者:三遊亭円朝
事ではございません、其の次は曲淵甲斐守という是も名奉行で、宝暦三年四月の八日|御
作事奉行《おさくじぶぎょう》より転じて依田豊前守と御交代になり明和《めいわ》の六....
「菊模様皿山奇談」より 著者:三遊亭円朝
御城主にお成りなさいました粂野美作守さまのお城普請がございまして、人足を雇い、お
作事奉行が出張り、本山寺へ入らっしゃいまして方々御見分が有ります。其の頃はお武家....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
謁見することをすら許されたりしている。この便宜に加えて、藩の勘定奉行、材木奉行、
作事奉行なぞは毎年街道を下って来るたびに、必ず彼の家に休息するか宿泊するかの人た....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
く長い行列が、いま浮世絵のように通っているのは、江戸は麻布の上屋敷を発して来たお
作事奉行《さくじぶぎょう》、柳生対馬守様、つづく一行は同じくお畳奉行、別所信濃守....
「雪之丞変化」より 著者:三上於菟吉
、大坂城代部下の、一|勘定《かんじょう》役人であったが、お城修理の砌《みぎり》、
作事奉行配下の、腕自慢の侍と口論し、筋が立っていたので、その場は言い分を通したが....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
に、平戸《ひらど》の海浜で猴がアワビを採るとて手を締められ岩に挟まり動く能わず、
作事奉行《さくじぶぎょう》川上某を招く故行って離しやると、両手を地に付け平伏して....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
…
小さな修営は、享保《きょうほう》十五年、この時の御修復検分としましては、お
作事奉行《さくじぶぎょう》小菅因幡守《こすげいなばのかみ》、お大工頭《だいくがし....
「開運の鼓」より 著者:国枝史郎
訳係。軍艦練習所教授方頭取。それから咸臨丸の船長として米国へ航海した事もあった。
作事奉行格並に軍艦奉行。もうこの頃は麟太郎は四十を幾年か越していた。そうして彼の....
「天狗外伝 斬られの仙太」より 著者:三好十郎
、御持組、大御番には両御番と来た。小十人組、別手、御目付、御使番。御小人目付、御
作事奉行、御勘定方、御顔役、御右筆、その他諸勢、甲冑に身をしめて小手|臑当《すね....
「斬られの仙太」より 著者:三好十郎
、御持組、大御番には両御番と来た。小十人組、別手、御目付。御使番、御小人目付、御
作事奉行、御勘定方、御顔役、御右筆、その他諸勢、甲冑に身をしめて小手|臑当《すね....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
もあるから」 と、又八の身は、目付方で処置を取ることとして拉して行った。 御
作事奉行配下職方目付詰所というのは、工事場に幾つもある。現場監督の役人たちが休ん....
「鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
ったので、啓之助はそれを幸いに、誰よりも早く、庭手へ下りかけようとすると、そこへ
作事奉行の中村|兵庫、城普請の棟梁益田藤兵衛、そのほか石垣築の役人などが、落ちつ....