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「作事方〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

作事方の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
菊模様皿山奇談」より 著者:三遊亭円朝
心得ませんが、棒を持って見廻って歩き、大した高ではございません、十石三人扶持、御作事方|賄い役と申し、少禄では有りますが、段々それから昇進致す事になるので、僅で....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
かわしたのは、客振舞の続いた三日目の朝である。 思いがけない尾張藩の徒士目付と作事方とがその日の午前に馬籠の宿に着いた。来たる三月には尾張藩主が木曾路を経て江....
丹下左膳」より 著者:林不忘
手を返上して、もっぱら本業の大工にかえり、大岡家をはじめ出羽様などに出入りして御作事方《おさくじかた》いっさいをうけたまわっているほど、堅いので聞こえた男なので....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
ると、お城のなかへはいるんですから、滅多に、家へ帰れないでしょう」 「そうさ。御作事方のお許しが出なくっちゃ、帰るわけにゆかねえな」 「それじゃあ、朱実がいうに....
鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
底の地固めが足らなかったに違いない、そのために、大石をすえた沼がすべったのだ……作事方の手落ち、申し開きはあるまい」 「最前の地ひびきは、さては、このすさまじい....