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作例
「作例〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
作例の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「彼は昔の彼ならず」より 著者:太宰治
のであるが、訪れるたびごとに何か驚異と感慨をあらたにしてくれる青扇と、この文法の
作例として記されていた一句とを思い合せ、僕は青扇に対してある異状な期待を持ちはじ....
「連句雑俎」より 著者:寺田寅彦
もって作句してもしかるべきではないかと思うのである。しかしこれについては、古来の
作例について具体的に系統的な調べをした上でなければ確定的な議論はできないので、こ....
「映画芸術」より 著者:寺田寅彦
諧を論じて「フレーセオロジーに置き換えられた象形文字」であると言い、二三の俳句の
作例を引いてその構成がモンタージュ構成であると言っている。 私はかつて「思想」....
「木下杢太郎『唐草表紙』序」より 著者:夏目漱石
るからだろうと思います。「霊岸島の自殺」や「船室」の前半の如きは、その方面のいい
作例と見て差支《さしつかえ》ないでしょう。ことに前者に於て、ある男とある女の性的....
「踊る地平線」より 著者:谷譲次
子・珈琲と一しょに消化してあとへ残らない程度の退屈で幸福な近代結婚生活の小説」の
作例には、ちゃんとなってるじゃないか。BAH! で、とにかくリンピイの Who....
「江戸芸術論」より 著者:永井荷風
を見れば宗鑑《そうかん》貞徳《ていとく》ら古俳人として名ありしものの狂歌を載せて
作例となせるもの多し。いづれも両者|甚《はなはだ》相近きを知らしむるものならざら....
「申訳」より 著者:永井荷風
のむかしを追憶せしめたのも其等の為であろう。僕等は一時全く忘れていた自然派文学の
作例を思出して之を目前の光景に比較し、西洋の過去と日本の現在との異同を論じて、夜....
「俳句の作りよう」より 著者:高浜虚子
。 切字の一例としては「や」「かな」「けり」の三つを前に掲げて、私はこの三つの
作例をお目に掛けたに過ぎませんが、切字もなおこのほかにいくらでもあります。それも....