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作劇
「作劇〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
作劇の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「無名作家の日記」より 著者:菊池寛
から、困りますよ。なんといっても、芝居はフランスが元祖で、イプセンなども、やはり
作劇術の点においては、明らかにフランス劇の影響を受けていますよ」 俺はフランス....
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
をなじりかかった。
「僕はレヴェズじゃないがね。君にやってもらいたいのは、もう動
作劇だけなんだ。ああいう恋愛詩人趣味の唱合戦はいい加減にして、そろそろクリヴォフ....
「渋江抽斎」より 著者:森鴎外
灰を被った。五百には咄嗟の間に、その物の姿が好くは見えなかったが、どうも少年の悪
作劇らしく感ぜられたので、五百は飛び附いて掴まえた。 「許せ/\」と鬼は叫んで身....
「今日の日本の文化問題」より 著者:宮本百合子
してみられた。 東京自立劇団協議会に組織されている東京附近の三五劇団は、上演創
作劇四三の中、二〇ちかく勤労者自身の手になる戯曲を上演している。これらの戯曲は、....
「戯曲復興の兆」より 著者:岸田国士
はほんとに地についていなかった。築地小劇場に外国劇万能の主張をかゝげ、微々たる創
作劇には目もくれぬ風があった。私たちは、新劇協会という貧弱な劇団に拠ってそれらの....
「女優の親」より 著者:岸田国士
の非常に喜んでいることは、文学座が福田(恆存)君あたりから、若い、新しい作家の創
作劇をやるようになつて、役者がまた新しく勉強しているということで、その結果は、ま....
「明日は天気になれ」より 著者:坂口安吾
。テレビを通して、各家庭を直接訪問する劇を考えるべきである。それが新劇の、否、創
作劇というものの今後の正しい在り方だと私は思った。劇も雑誌や新聞と同じように直接....
「我が円朝研究」より 著者:正岡容
レコに運んでいく手法は南北にも黙阿弥にも屡《しばしば》見られる江戸歌舞伎の常套的
作劇法であるが、それを話術の上へ、こうまで鮮やかに移し植えたは圓朝独自の働きとし....
「青春の息の痕」より 著者:倉田百三
豊かな年となるだろうと思っています。私の「俊寛」を「出家とその弟子」を上演した創
作劇場が上演したいといってきましたが断わるつもりです。今の仕事を仕上げたら「イダ....
「明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
いるいろいろの脚本の話を聞かせてくれたが、所詮は単にその梗概を知るだけのことで、
作劇の手法を会得する上には何の効もなかった。 それでも聞かないよりは遥かに優し....