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作動
「作動〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
作動の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「「いき」の構造」より 著者:九鬼周造
である。主観的であるとは、具体的表象に規定されず、芸術の形成原理が自由に抽象的に
作動する場合である。絵画、彫刻、詩は前者に属し、模様、建築、音楽は後者に属する。....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
毒竜視るところことごとく破壊す(『毘奈耶雑事』九)など説かれた。フ氏曰く、竜は仮
作動物で、普通に翼ありて火を吐く蜥蜴《とかげ》また蛇の巨大なものと。まずそうだが....
「鴎外・芥川・菊池の歴史小説」より 著者:宮本百合子
が猶よくその人の生命を左右する力をもっていることを、美と感じたロマンティックな創
作動因に立っている。封建の思惟をロマンティックな作者の精神高揚でつつんだものであ....
「山の湯雑記」より 著者:折口信夫
ひょっとすると、蔵王の山を一つ隔てた向う側の青根温泉で出来たものかも知れない。創
作動機など言うものは、瞬間に通り過ぎるもので、こんな部分までも、記憶に残らないこ....
「山越しの阿弥陀像の画因」より 著者:折口信夫
の後に当る空と、漣とを想像せしめる背景は、実はそうではなかった。 禅林寺のは、製
作動機から見れば、稍後出を思わせる発展がある。併し画風から見て、金戒光明寺のより....
「古寺巡礼」より 著者:和辻哲郎
ど幼稚であったとは思えない。仲麿と同道した吉備真備や僧|玄※という伝説は、彼の製
作動機について一つの暗示を投げている。その製
作動機もまた「あり得る」ことである。....